異世界に来たから旅をします。

田中サァン

006 二日目

「おはよう…」

「おはよう。あと、30分後に朝食だからな。」

「おう」

俺は着替えた。

「よし、少し早めに食堂へ行こう」

「そうだな。」

食堂は沢山の人で賑わっていた。

「おぉー、凄い人だな。」

「そうだな」

「並ぶよ!」

今日の朝食は、パンとスープだった。

「なぁ、パン固くねぇか?」

「ああ、だから皆スープに浸して食べてるんだろう。」

「あっそうなのか」

そして、俺達は朝食を終えた。

「なぁ、奏雨?」

「?」

「次って何やるだっけ?」

「9時半に外の練習場に来いだって」

「はいよ。どうしよね。後、一時間もあるよ笑」

「んー、雑談してたら時間過ぎるんじゃね。」

「そうだな」

奏雨と一緒に雑談していた。

「そろそろ、外行く?」

「行くか」

俺達は外にある練習場に行った。

「うわぁー、広っ!」

「本当に広いな」

など話していると、防具を纏っているまとっている一人の男の人が来た。

「お前らの教育係?として来た、シウス・レディアだ。シウスと読んでくれ。」

「シウスさん、僕達は今から、何をするんですか?」

「お前らには、特訓をしてもらう。」

シウスさんの言う特訓とは、剣術、槍術、弓術、魔法の事だった。

「それじゃあ、どれをやりたいか決めておけ、この紙を配る。」

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¦  name:                                                               ¦
¦                                                                                ¦
¦  剣術  :              ㅇ                ×                           ¦
¦  槍術  :              ㅇ                ×                           ¦
¦  弓術  :              ㅇ                ×                           ¦
¦  魔法  :              ㅇ                ×                           ¦
¦  属性  :  火  水  緑  土   光   闇   無                 ¦
――――――――――――――――――――――――

紙とはこう言う物だった。

「質問のある者はいないか?」

「はい、属性って何ですか?」

「属性の欄は魔法をやらなくても使える魔法に丸を付けてくれ。この世界では、無属性の魔法を使える人は珍しいんだよ。」

「へぇー」

とりあえず、俺は全属性使えちゃうんだよな。火、水、光に丸付けとこ。
あー、魔法もやりたいけど剣術もやりたいんだけなぁ。あっシウスさんに聞けばいいのか?!

「あの、シウスさん」

「今日貰った、紙のやつなんですけど。」

「ああ、終わったのか?」

「いいえ、違います。剣術と魔法をどちらもやりたいんですけどそれってダメですか?」

「やる気があるのは充分だぞ。でも特訓は午前中だけだから、午後に俺が剣術を教えてやるよ!」

「ありがとうございます!そしたら、魔法だけ丸付ければ良いですか?」

「そうだな!」

「ありがとうございました。」

「ああ、また明日な」

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