告ったら魔王城に連れていかれました。
部屋と側近と私(僕)♪
「…………。広っ!」
僕は自分の新しい部屋に来ていた。
はい。めっちゃ豪華です。
部屋の天井には、小さめのシャンデリアが
取り付けられており、
部屋の端には、よくアニメとかに出てくる
カーテン付きのベッドがある。
机は縦70cm、横2m位の横長で、
隣には本棚もある。
なにより驚いたのは、ベランダから行ける
バカでかいテラスだ。
そこには貴族が使ってそうなテーブルがあり、
お茶の準備が整えられていた。
隣に何やら人も立っている。
『どう?気に入って貰えたかな……。
    そういえば優ちゃん布団派だったっけ?
    ここベッドだけど大丈夫?』
「もちろん気に入ったよ!
    あ、ベッドでも全然良いし!」
ここまでして貰ったのだ。
布団派だが、贅沢は言わない。
『ふふ……良かった。
    話の続きはテラスでお茶でもしながら…ね?』
「うん。お茶もありがとね。」
『へへっ…良いんだよ別に……
    あそこに居るのは執事のルナウルさんだよ。
    挨拶してあげて。』
僕らはテラスに出た。
やはり、風が気持ちいい。
場所も魔王城の上階なので、見晴らしは最高だ。
「こんにちは、ルナウルさん。」
〔ルナウル:こんにちは。ユウ様。
    お初にお目にかかります。
    以後お見知り置きを。〕
ルナウルさんは20代後半といったところか。
美形で、スタイルもめちゃくちゃいい。
オマケに美声とか、完璧すぎる。
〔魔王様のことは、
    赤子の頃から世話しておりましてな……
    "旦那さん探しに行く!"と言って、
    異世界へと飛び出した時は驚きましたが、
    お選びになったのが貴方様のような
    好青年で、心底安心しておりますよ。〕
「いえいえ、ありがとうございます。
    お茶、頂いてもよろしいですか?」
〔勿論にございます。
    お茶には自信がありましてな。
    気に入って頂けると幸いです。〕
〔それから、私はユウ様の部下ですので、
    敬語は結構です。
    そちらの方が私も気楽でいられます。〕
「わかったよ。ありがとう。
    お茶美味しいね。お菓子も凄く美味しい。」
〔恐縮にございます……〕
『あ、あとメイドさんも紹介するね。
    ルナウル、ラブラネさん居るかしら?』
〔ただいま呼んでまいります。
    少々お待ちを。〕
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