自重しない異世界転生
17話 王立図書館
翌日、俺は王立図書館にやってきた。本のデータをコピーして取り込むために。
「ようこそ、王立図書館へ。ご利用は初めてですか?」
「ああ」
「では、説明させていただきます。まずはここの受け付けで、市民証か、ギルドカードと引き替えに利用権をお渡しします。お帰りの際に利用権と引き替えに市民証、ギルドカードをお返しします。図書館内で、他のお客様に迷惑になるような行為をした場合、1度目は厳重注意、2度目は出禁となりますのでご注意ください。また、本を汚す、破損させた場合は罰金となります。それに伴い図書館内は、飲食厳禁です。なにか質問はございますか?」
「いや、ない。早速使わせてくれ」
「わかりました。ギルドカードをお預かりします。利用権なくした場合は返却に時間がかかるので気おつけてください」
さて、がんばってコピーしますか。
それから10日たって、ようやく一般人が読める全ての本のコピーが終わった。本のコピーだけしていればもっと早く終わったんだが、俺のやっていたことを傍から見ると、本を取って戻して、本を取って戻しての繰り返し。超怪しいヤツなんだよ。結果職員に目をつけられたので。ちょくちょく普通に本を読んで誤魔化したりしてたので遅くなったのだ。
そこから更に2週間。俺は今、宿屋のベッドでゴロゴロしている。
(マスター、そろそろ外に出ませんか?)
「そうは言ってもな、もう出る必要はないだろ?」
マーネさんとの取り引きでかなりの額が入ってくることが既に決まっているようなものなのだ。
あの後、マーネさんと、話し合った結果、説明書をつけて販売することになった。今では王都中で、話題殺到。マーネさんの商会は、毎日行列ができている。
(もう2週間もこうしているじゃないですか。本ばかり読んでないでそろそろ出ましょう)
宿屋にこもってどうやって本を読んでいるかというと、
【スキル】
メニュー・・・視界内に、メニューを表示。周りには見えない。ステータス管理、無限収納内のアイテムの管理、マップなどが可能。
メニューの効果でメアが記録してある本を読める。電子書籍みたいな感じで。こっちの世界にも小説のようなものがある。おかげでまったく退屈しない。
(とにかく、1度冒険者ギルドに行きましょう。なにか重要な情報があるかもしれません。それに面白そうな依頼があるかもしれませんよ)
ふむ。一理あるな。行くだけ行って何も無ければ帰ればいいか。散歩がてら行きますかね。
ギルドに着くと、またグレンが酒を飲んでいた。
「よう、また酒か?依頼は受けないのか?」
「おお、ユウトか。依頼は1週間に1回は受けてるから問題ない!」
それでいいのかSランク冒険者。
(Fランク冒険者で、3週間ほど依頼を受けていない人が何を言っているのでしょう)
・・・・・・メアがなんか言ってるがスルーである。
「それよりもユウト、お前何したんだ?」
「は?何の話だ?」
グレンと話していると、受付のエレナさんが、慌てた様子で近づいて来た。
「ユウトさんにお客様がお見えです。依頼を受ける前に通してくれ、との事ですのですぐに案内いたします。・・・・・・ユウトさん、一体何をしたんですか?」
「客?俺に?心当たりがないんだが。てかほんとに何の話だ?」
エレナさんは、それ以上何も言わずに何も言わずに歩き出したので、俺もついていく。
な、なんだ?俺は、王都に来てからっていうか、この世界に来てから間もないから訪ねてくる客なんて居ないはずなんだが。っと、着いたみたいだな。
「ユウトさんをお連れしました」
「どうぞ、通してください」
そこに居たのは、
「お久しぶりですね、ユウトさん」
満面の笑みを浮かべたアイリスだった。
・・・・・・・・・・・・ただし、目だけはまったく笑っていない。
「ようこそ、王立図書館へ。ご利用は初めてですか?」
「ああ」
「では、説明させていただきます。まずはここの受け付けで、市民証か、ギルドカードと引き替えに利用権をお渡しします。お帰りの際に利用権と引き替えに市民証、ギルドカードをお返しします。図書館内で、他のお客様に迷惑になるような行為をした場合、1度目は厳重注意、2度目は出禁となりますのでご注意ください。また、本を汚す、破損させた場合は罰金となります。それに伴い図書館内は、飲食厳禁です。なにか質問はございますか?」
「いや、ない。早速使わせてくれ」
「わかりました。ギルドカードをお預かりします。利用権なくした場合は返却に時間がかかるので気おつけてください」
さて、がんばってコピーしますか。
それから10日たって、ようやく一般人が読める全ての本のコピーが終わった。本のコピーだけしていればもっと早く終わったんだが、俺のやっていたことを傍から見ると、本を取って戻して、本を取って戻しての繰り返し。超怪しいヤツなんだよ。結果職員に目をつけられたので。ちょくちょく普通に本を読んで誤魔化したりしてたので遅くなったのだ。
そこから更に2週間。俺は今、宿屋のベッドでゴロゴロしている。
(マスター、そろそろ外に出ませんか?)
「そうは言ってもな、もう出る必要はないだろ?」
マーネさんとの取り引きでかなりの額が入ってくることが既に決まっているようなものなのだ。
あの後、マーネさんと、話し合った結果、説明書をつけて販売することになった。今では王都中で、話題殺到。マーネさんの商会は、毎日行列ができている。
(もう2週間もこうしているじゃないですか。本ばかり読んでないでそろそろ出ましょう)
宿屋にこもってどうやって本を読んでいるかというと、
【スキル】
メニュー・・・視界内に、メニューを表示。周りには見えない。ステータス管理、無限収納内のアイテムの管理、マップなどが可能。
メニューの効果でメアが記録してある本を読める。電子書籍みたいな感じで。こっちの世界にも小説のようなものがある。おかげでまったく退屈しない。
(とにかく、1度冒険者ギルドに行きましょう。なにか重要な情報があるかもしれません。それに面白そうな依頼があるかもしれませんよ)
ふむ。一理あるな。行くだけ行って何も無ければ帰ればいいか。散歩がてら行きますかね。
ギルドに着くと、またグレンが酒を飲んでいた。
「よう、また酒か?依頼は受けないのか?」
「おお、ユウトか。依頼は1週間に1回は受けてるから問題ない!」
それでいいのかSランク冒険者。
(Fランク冒険者で、3週間ほど依頼を受けていない人が何を言っているのでしょう)
・・・・・・メアがなんか言ってるがスルーである。
「それよりもユウト、お前何したんだ?」
「は?何の話だ?」
グレンと話していると、受付のエレナさんが、慌てた様子で近づいて来た。
「ユウトさんにお客様がお見えです。依頼を受ける前に通してくれ、との事ですのですぐに案内いたします。・・・・・・ユウトさん、一体何をしたんですか?」
「客?俺に?心当たりがないんだが。てかほんとに何の話だ?」
エレナさんは、それ以上何も言わずに何も言わずに歩き出したので、俺もついていく。
な、なんだ?俺は、王都に来てからっていうか、この世界に来てから間もないから訪ねてくる客なんて居ないはずなんだが。っと、着いたみたいだな。
「ユウトさんをお連れしました」
「どうぞ、通してください」
そこに居たのは、
「お久しぶりですね、ユウトさん」
満面の笑みを浮かべたアイリスだった。
・・・・・・・・・・・・ただし、目だけはまったく笑っていない。
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