【一話完結】ショートショートショート
横断歩道の白い部分
幼い頃。
僕は、横断歩道を渡る時、白い部分だけを選んで渡るようにしていた。
白い部分以外に足を踏み入れると、そこから道路の中へ沈んでしまうような気がしたから。
大人になっても、横断歩道を渡る時の白い部分だけを選んで渡るクセは直っていない。
白い部分以外でも大丈夫だというのは分かっているのに、何故か白い部分を選んでいる。
ある雨の日。
友人と一緒に、渋谷の駅前にある横断歩道を渡っていた。
いつものクセで、横断歩道の白い部分の選んで渡っていた僕。
そんなことは気にせずに、普通に横断歩道わたる友人。
渋谷駅前のスクランブル交叉点は、いつでも人が一杯で混雑している。
そして、この人混みの中で、僕は友人とはぐれてしまった。
横断歩道を渡り終えたところで、僕は友人を探しながら待っていた。
……しかし、友人は現れなかった。
次の日。
友人が行方不明になったと、僕のところに警察が事情聴取に来た。
最後にその友人に会ったのは僕だからということらしい。
もしかして、友人は白い部分以外に足を踏み入れてしまい、道路の中へ沈んて行ったのか……?
僕は、横断歩道を渡る時、白い部分だけを選んで渡るようにしていた。
白い部分以外に足を踏み入れると、そこから道路の中へ沈んでしまうような気がしたから。
大人になっても、横断歩道を渡る時の白い部分だけを選んで渡るクセは直っていない。
白い部分以外でも大丈夫だというのは分かっているのに、何故か白い部分を選んでいる。
ある雨の日。
友人と一緒に、渋谷の駅前にある横断歩道を渡っていた。
いつものクセで、横断歩道の白い部分の選んで渡っていた僕。
そんなことは気にせずに、普通に横断歩道わたる友人。
渋谷駅前のスクランブル交叉点は、いつでも人が一杯で混雑している。
そして、この人混みの中で、僕は友人とはぐれてしまった。
横断歩道を渡り終えたところで、僕は友人を探しながら待っていた。
……しかし、友人は現れなかった。
次の日。
友人が行方不明になったと、僕のところに警察が事情聴取に来た。
最後にその友人に会ったのは僕だからということらしい。
もしかして、友人は白い部分以外に足を踏み入れてしまい、道路の中へ沈んて行ったのか……?
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