贈り日記
笑いかけて
「僕の弟はね、とても可愛いんだ」
私は、静かに告げました。
「弟って、どういう生き物なのか、よく分からないわ」
けれど、彼は
「弟はね、人間なんだ。
辛い時や悲しい時は泣くし、
嬉しい時は声を上げて笑う。
だからね、弟を見ていると、
人という生き物はなんて
不思議なんだろうって思うんだよ」
と、笑顔で話していました。
彼は、どんなときも弱音を吐かなかった。
だから。私は好きだったんだ。
私が弱音を吐く訳には行かない。
わたしは、静かに康介に拾った貰ったハンカチで涙を拭きました。
私は、静かに告げました。
「弟って、どういう生き物なのか、よく分からないわ」
けれど、彼は
「弟はね、人間なんだ。
辛い時や悲しい時は泣くし、
嬉しい時は声を上げて笑う。
だからね、弟を見ていると、
人という生き物はなんて
不思議なんだろうって思うんだよ」
と、笑顔で話していました。
彼は、どんなときも弱音を吐かなかった。
だから。私は好きだったんだ。
私が弱音を吐く訳には行かない。
わたしは、静かに康介に拾った貰ったハンカチで涙を拭きました。
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