虐められ自殺した少年は女神にスキルを貰い異世界転生する

如月

第27話 二振りの剣


アイリが作ってくれた朝食を食べ終え、今日は何をしようかと悩んでいた

(本ばっかり読むのも飽きたし、森を探索するか〜)

ルミナル王国で1番大きい森がある
魔物もいるがそこまで強くはないしちゃんと対処できれば安全だと父さんが言ってた

(行くとこ決まったし、早速転移)

「転移、グリムの森!」






「おぉ!ここがグリムの森か、自然豊かだな」

植物が1つも枯れず、木の葉も青々としている

(散歩だけど何が起こるか分からないし油断しないように行こう)

散歩を始めた
やはりこの森はすごく豊かだ
鳥も動物もすごく活き活きして住みやすそうだ
そのまま俺は歩き続けた



大分歩いたんじゃないか?と思うぐらい歩いた

(そろそろ休憩するか)

と思った時に岩が密集している所に洞窟を見つけた

(何かあるのかな?試しに入ってみよう)

俺は好奇心で洞窟の中に入っていった

「真っ暗で何も見えねぇ...仕方ない、スキル創造、ライト!」

と言うと目の前に光った球体が現れた

「創造便利だな、なんでも作れちゃうな」

どんどん奥へ進んで行った

(っ!何かいる!?)

そう思った俺は気配察知を使う

(なんだこの嫌な気配...くっ、気配遮断)

気配遮断を使い嫌な気配がする奥へ進んで行った

すると、角の生えた人がいた
恐らく魔族だろうと思う

(凄い魔力...そして負の感情が強すぎる!)

その魔族を見ていると、顔を上げ俺と目が合った

(まさか気づいたのか!?気配遮断を使っているのに!?)

「グオァァァァァァ!!!!」

雄叫びを上げこちらに真っ直ぐ向かってきた

(速い!?)

避けることが出来なく、咄嗟に腕でガードした

(いってぇ...なんて力だよ、普通の人間なら一撃で終わりだな...素手では無理か...)

腰に差していた剣を鞘から抜き、構えた

「勝負だ!魔族!」

一撃で沈めるイメージをする

(ふぅ...行くぞっ!)

大きく息を吐き、魔族に向かって走る
そのまま真っ直ぐ切り下ろすと思わせ、縮地を使い、魔族の後ろから首を跳ねる

魔族は抗う事も出来ず首を跳ねられた

(あの魔族は理性がなかった、何かあったのか?)

疑問が浮かび上がったがまだ奥へ続く道があり、さらに奥へ進んで行った

すると、岩に剣が刺さっていた
片方は真っ白で剣の刃の部分に水色のラインが入っていてまさに聖剣とでも言うような剣と、もう片方は真っ黒で、刃の部分が紅色のラインが入っていて、禍々しい剣
例えるなら魔剣のような感じの剣だ

俺は刺さっている二振りの剣に近づいて行った
そしてその剣を抜いた

『ほう、あれを倒してここに来るやつがいたとはな...クックック...』

『よくぞここまで来ましたね、褒めてあげます!』

脳内に話しかけてきた

「うおっ、剣が喋った!」

『ここまで来たお前を主と認めるぞ』

『これから貴方は私たちの主様です!よろしくお願いしますね?』

喋る純白の剣と漆黒の剣を手に入れた












読んでくださってる方々ありがとうございます。

読んでくださってる皆様にお願いです、作中に出てきた純白の剣、漆黒の剣の名前を募集します...自分で色々考えたのですが、ありきたりな名前ばかりで...
いいのが思いついたらコメントして下さるとありがたいです...いいなと思った名前を使おうと思っています。

今回も読んでいただきありがとうございます!それではm(_ _)m




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