虐められ自殺した少年は女神にスキルを貰い異世界転生する

如月

第22話 救出からの恥ずかしい発言


屋敷の庭に男が15人いたが全員首を跳ねて殺した

(ミカと屋敷の主は二階の寝室か...アイツは絶対に許さない...他にも反応が...二人?まさか俺を刺した奴らか!?)

階段を駆け上がり、盗賊共が道を塞ぐがことごとく倒していく

寝室に着きドアを勢いよく開けた

「誰だね?君は?」

(コイツが犯人か...)

身長が高く顔立ちは整っていてツヤのある黒髪の男がいた
そいつの傍に黒い服を着た男二人が立っている

「ほう、来たか少年」

俺を刺したやつが言った
今度は油断しないようにしないと...

「ミカはどこだ!?ミカを返せ!」

俺は怒鳴った

「あぁ、あの姫様かい?あの子は起きているとうるさいので僕の寝室で眠ってもらっているよ?あまりにもうるさかったから殴っちゃったよ」

はぁ?ミカを殴った?ふざけんな、コイツは必ず許さない!
剣を抜き構えた
スキル創造
テレポート
『スキルを獲得しました』

「テレポート」

そう呟いた瞬間僕は貴族の後ろに移動し、思い切りそいつを殴った

「ぐはっ!」

吹っ飛び廊下の壁に激突し倒れた

「次はお前らだ」

「俺らの依頼は終わった、俺達は撤収する
、少年よ、また会おう」

と窓から飛び降りた

(アイツらと戦わなくてよかった、恐らく路地裏のときは手を抜いていた...まともにやり合うと今の僕じゃ勝てない...そうだ!ミカを助けに行かないと!)

僕は寝室であろう場所へ行き、ドアを開けた

「ミカっ!!無事か!?」

ベッドの上を確認するとミカがいた
手足を縛られ布で口を塞がれていた
ミカに駆け寄り、拘束を解きミカに声をかけ揺すった
するとミカは目を覚ました

「んん...レオ...君?」

「あぁ、俺だ!ミカを助けに来た!」

するとミカは目に涙が浮かび僕に抱きついてきた

「レオ君!レオ君!たずげてくれでありがとぉ...」

「当たり前だろ?俺の婚約者で俺を認めてくれた大切な人だからな、何が合っても絶対助けるよ」

「うん、うん、ありがとう、ありがとう!」

前世では誰にも認められなかったし、好かれることも無かった、けどこの世界には僕を思ってくれる家族や婚約者がいる...だから僕を思ってくれる人を守りたい

無意識に

「ミカ、お前を一生離さない」

と言ってしまった
いや、事実だけどさ!キザっぽいこと言っちゃったよ...恥ずかしい...

「えっ!?は、はい...」

ミカは顔を真っ赤にして俯いた

取り敢えず父さんたちが待ってる家に帰ろう

「ミ、ミカ?家に帰ろう?」

「うん!」

(あ、捕まえた貴族連れて帰らなきゃ)

「レオ君さっき僕から俺に変わってたよ?私は俺って言うレオ君の方がカッコよくて好きだよ?」

と笑顔で言ってくれた

「分かったよ、これからは俺でいくね?」

「うん、そっちの方が合ってる!」

ミカを無事に助けれて良かった...














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