2度目の人生を謳歌する
誕生日パーティー兼お披露目会
この生活にもだいぶ慣れた。アベルとも仲良くなったし。アベルの性格もわかってきた。爽やか好少年って感じだったけど実は黒いかも。お兄様と仲悪いみたいだし。私には優しいけどね。それにお兄様並に溺愛してくる。お兄様ほどしつこくはないけどね。
「おはようございます。お嬢様、今日もお美しいですね。尊いです。マジで。」
とかいう訳の分からない会話をする。尊いとか。最後素がでてるよ。嬉しいけど。
「そう言えば今日は誕生日パーティーですね。初めてのパーティーですが大丈夫ですか?」
アベルが聞いてくる。初めての社交界か。誕生日パーティーという名のお披露目会だ。3歳だったらちょっとした挨拶もできる歳だし。
「ちょっと心配かもしれません。」
「まあ、旦那様がフォローしてくれますし、お嬢様は微笑んでいればいいのですよ。」
「作り笑顔は苦手かな。」
ちょっと表情筋が固めなのだ。ていうか、そしたら攻略対象が来るんじゃない?私は宰相の娘で、公爵令嬢で、しかも権力が王族とほぼ等しい公爵家だ。確実に王子とチャラ男来るじゃん。あと私はアベルでも誰でも敬語と決めた。
そしてメイドにめっちゃ着飾られた。
「お嬢様、お美しい。」
「まるで天使のようですわ!」
「これで王子様も一目惚れ間違いなしですね」
メイドたちが口々に褒めてくれる。鏡を見せられたが、マジで天使かな?って思ったけど。キラキラした水色のドレスに包まれた、サラサラ銀髪美少女がいるからね。でも正直王子とか関わりたくない。惚れないでくれ。謙虚に行こう。
「そんなことないですよ。それに王子様が私なんかに落ちる訳ないじゃないですか。」
「うちのお嬢様マジ天使!性格も素晴らしいです!」
これでメイドたちの支持もバッチリ。でも素直にパーティーは楽しみかな。王子は疲れそうだから嫌だけど、伯爵子息の3男くらいで、優しくて私を愛してくれる人だったら結婚してもいいかな。パーティーでいい人が見つかるかな?気が早いか。
「シェリル、準備は出来たか?そろそろ行くぞ。」
「はい。お父様。」
お父様が呼びに来た。お父様も可愛いなと褒めてくれた。何だかんだ褒められるのは嬉しい。
パーティーが始まった。
「今日は、娘の誕生日パーティーにお集まり頂きありがとうございます。娘のシェリルから挨拶があります。」
「お忙しい中誕生日パーティーに足を運んで頂きありがとうございます。今日は、ごゆっくりパーティーを楽しんで頂けたら嬉しいです。」
うん。3歳にしてはちゃんと挨拶出来た。
「まあ!なんとお美しい。流石あの美形夫婦のお子さんね。それでも天使だわ。」
「しかも3歳なのにあんなにしっかりしているのか。お美しく、さらに聡明なんて......」
反応も上々。これはいい印象付けれたかな。ちゃんと挨拶出来なくても、これだけ美少女だったら好反応だろうけど。
挨拶が終わって、今度は客人に一人一人挨拶回りをすることになった。お父様とお母様、お兄様について挨拶をする。
「お誕生日おめでとうございます。ご立派なあいさつでしたよ。」
「ありがとうございます。娘もまだまだ幼いですから、これからもよろしくお願いします。」
侯爵が褒めてくる。これは確か、チャラ男の父親だったような、、とにかくお父様の隣でニコニコする。あっ。隣に居るわ。軽そうな子供。攻略対象だから美少年だけどね。でもまだ絡みはないかな。学園に入ってからだと思う。そんなことを考えながら、いろんな人に挨拶する。
あっちに明らかに空気が違う人がいるわ。多分王子たちだ。
「おはようございます。お嬢様、今日もお美しいですね。尊いです。マジで。」
とかいう訳の分からない会話をする。尊いとか。最後素がでてるよ。嬉しいけど。
「そう言えば今日は誕生日パーティーですね。初めてのパーティーですが大丈夫ですか?」
アベルが聞いてくる。初めての社交界か。誕生日パーティーという名のお披露目会だ。3歳だったらちょっとした挨拶もできる歳だし。
「ちょっと心配かもしれません。」
「まあ、旦那様がフォローしてくれますし、お嬢様は微笑んでいればいいのですよ。」
「作り笑顔は苦手かな。」
ちょっと表情筋が固めなのだ。ていうか、そしたら攻略対象が来るんじゃない?私は宰相の娘で、公爵令嬢で、しかも権力が王族とほぼ等しい公爵家だ。確実に王子とチャラ男来るじゃん。あと私はアベルでも誰でも敬語と決めた。
そしてメイドにめっちゃ着飾られた。
「お嬢様、お美しい。」
「まるで天使のようですわ!」
「これで王子様も一目惚れ間違いなしですね」
メイドたちが口々に褒めてくれる。鏡を見せられたが、マジで天使かな?って思ったけど。キラキラした水色のドレスに包まれた、サラサラ銀髪美少女がいるからね。でも正直王子とか関わりたくない。惚れないでくれ。謙虚に行こう。
「そんなことないですよ。それに王子様が私なんかに落ちる訳ないじゃないですか。」
「うちのお嬢様マジ天使!性格も素晴らしいです!」
これでメイドたちの支持もバッチリ。でも素直にパーティーは楽しみかな。王子は疲れそうだから嫌だけど、伯爵子息の3男くらいで、優しくて私を愛してくれる人だったら結婚してもいいかな。パーティーでいい人が見つかるかな?気が早いか。
「シェリル、準備は出来たか?そろそろ行くぞ。」
「はい。お父様。」
お父様が呼びに来た。お父様も可愛いなと褒めてくれた。何だかんだ褒められるのは嬉しい。
パーティーが始まった。
「今日は、娘の誕生日パーティーにお集まり頂きありがとうございます。娘のシェリルから挨拶があります。」
「お忙しい中誕生日パーティーに足を運んで頂きありがとうございます。今日は、ごゆっくりパーティーを楽しんで頂けたら嬉しいです。」
うん。3歳にしてはちゃんと挨拶出来た。
「まあ!なんとお美しい。流石あの美形夫婦のお子さんね。それでも天使だわ。」
「しかも3歳なのにあんなにしっかりしているのか。お美しく、さらに聡明なんて......」
反応も上々。これはいい印象付けれたかな。ちゃんと挨拶出来なくても、これだけ美少女だったら好反応だろうけど。
挨拶が終わって、今度は客人に一人一人挨拶回りをすることになった。お父様とお母様、お兄様について挨拶をする。
「お誕生日おめでとうございます。ご立派なあいさつでしたよ。」
「ありがとうございます。娘もまだまだ幼いですから、これからもよろしくお願いします。」
侯爵が褒めてくる。これは確か、チャラ男の父親だったような、、とにかくお父様の隣でニコニコする。あっ。隣に居るわ。軽そうな子供。攻略対象だから美少年だけどね。でもまだ絡みはないかな。学園に入ってからだと思う。そんなことを考えながら、いろんな人に挨拶する。
あっちに明らかに空気が違う人がいるわ。多分王子たちだ。
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