私が、宇宙の女王になるわ!だから、貴方は私を守りなさい!

ちょこぱい

だれ?その子 





 「アハハハハハ、チビ太!もっと速く!」


 《グォォォォォォ‼》


 (ふ・振り落とされるぅ、や、止めて)




 ティラノサウルス・アドベンチャー・森をハイキング、で遊んでいる錬太郎れんたろう達は、ティラノサウルスの背中に乗って大自然を駆け抜けていた。


 上手にティラノサウルスのチビ太を操作しているのは恐竜使いになった咲良さくらだ。


 スタッフは、初めてとは思えないくらい、ティラノサウルスが咲良に対して従順に従っているのに驚いていた、と正反対に錬太郎には全く指示を聞かないのにも驚いていた。


 (チビ太!、絶対に、お前は俺だけを振り落とそうとしているな!)


 《フンッ‼》


 (わかったぜ!やろうってんだな、アメリカン仕込みのロデオ術を見せてやろう)


 《ガルゥゥ》


 「チビ太、調子出てきたねぇ、全力だ!イケェェェ」


―――――――


 「お疲れ様でした。如何でしたか?あら?お連れの方大丈夫ですか?具合が悪そうですが」


 「錬太郎、大丈夫?途中で振り落とされそうだったよ、ちゃんと掴まってないからだよ」


 「掴まっていたさ、ただアイツと男のプライドを懸けて負けられなかったのさ・・ウプゥ」
 (お前との勝負はまたいづれつけるぞ、チビ太)


 「なにそれ意味わかんない、アハハハハハハ」


 「そこのベンチで休んでて、何か飲み物買ってくるね」


 咲良は人混みをかき分けて行ってしまった。


 「ふぅ、流石にきつかったな、咲良が帰ってくるまで横になってよう」


 朝早かったせいか急に眠気が襲ってきて、眠ってしまった。


―――――――――


 どれくらい経っただろう、微睡まどろみから目覚めると、後頭部が柔らかい枕の上にあった。枕からは、甘い爽やかな良い匂いがする。咲良なのか?・・うっすらと目を開けた。


 「ウフフフ、起きた?」


 「・・・・・・」


 目に飛び込んできた顔は、同い年位の見知らぬ美少女だった。


 ビックリし過ぎて、美少女に膝枕ひざまくらされた状態で考えを巡らすが、訳が分からない。


 少女はニコニコしながら錬太郎を見つめていた。


 「・・・・錬太郎、誰?その子」


 え?錬太郎は飛び起きると、そこには沸騰した飲み物を持ち、薄ら笑いを浮かべた咲良が立っていた。












 

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