言葉の欠片

一榮 めぐみ

苦しみ

あの赤い土の星の人たちのようにはなりたくない


あの川の辺りで愛を語り合う人たちのようにはなりたくない


あの船の上で自分たちだけが楽しむ人たちのようにはなりたくない


あの愛の溢れる星には僕の仲間がいる。


ごめんね、僕が連れてきたんだ。


キミを苦しめてしまった。


帰ろうね、帰ろう。


星の王子さまみたいに、旅をして


僕らには帰る星があったんだと


ようやく僕は思い出した気がする。


他に連れてきた仲間は…?


僕が、悪いんだ。


どうか、僕のメッセージを


受け取って…。


あそこに


あそこに


寒いよ…、怖いよ…。



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