冬の稲妻

ブラックベリィ

045★罪悪感を感じます


 「うん、背中にもあるぞ」

 だから、秀人は、つい、雅美の罪悪感を刺激するコトを言ってしまう。

 「えっ?」

 秀人の言葉に、雅美は首を傾げる。

 肩だけじゃなかったの?
 ボクってば、どんだけ秀人君を引っかいたの?

 秀人君……ほんとぉーに……怒ってないのかな?
 せっかく出来た友達なのに………。

 雅美が、内心でかなり慌てているコトに気が付かない秀人は、
人の悪い? 笑顔を浮かべる。

 うーん……ジタバタしている……雅美は………。
 やっぱり、可愛いなぁー……。

 男でも……可愛い……ものは……可愛いなぁ……。
 っても、あんまりからかうと怒るから…………。

 この辺でやめにするかぁ。
 怒った顔もカワイイけど…………。
 また、後で、楽しべばイイしな。

 「ほれ」

 言葉と共に、秀人はスッと背中を向けて、爪痕を雅美に見せる。

 「あぁ…本当だ……痛そぉ…」

 うっううう……肩……腕……背中……って………。
 ボクッてば……どんだけ……秀人君を引っかいたの?

 こんな爪痕……エッチなことをしている女の子が……。
 感じてつける痕と一緒じゃん…………。

 付き合ってる女の子が…………。
 もし、秀人君にいたら…………。

 浮気って疑われて修羅場に一直線…………。
 うわぁーん……ごめんねぇ……秀人君。






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