冬の稲妻
040★ちょっとした対抗心?
カミナリが、まだ、鳴ってるから、ボクの意識を自分に向ける為に、あのご一行様が大嫌いなのに、がんばってくれてるんだぁー…………。
ごめんね……ボクの為に……苦手なをはるかに超えてるBLのまねをしてくれてるんだね。
ボク、がんばるよ……秀人君……気合だよね。
「やるもん
やれるもん、それくらい
苦しいの止めてくれるなら
やるもん
だから、秀人君
躯、起こして」
秀人は子供っぽく膨れて言う雅美の頬に口付けて、耳元に確認の意味で囁く。
「ああ? マジで
やる気なのか? お前」
オイオイ………いや、雅美の性格がこういうヤツだってわかっていたけど、本気でできるかぁ………嬉しいけど。
「やれって言ったの
秀人君……やぁん……」
ほぉー、本当に出来るのか?雅美。
そこまで意地を張るのか?雅美。
目の前に座り込み、自分の雄を手に取り、大きく口を開けて顔を股間に埋める雅美に、秀人は感動していた。
「あむっ」
1回口に含んでから、雅美は秀人にいちゃもんをつける。
自分に正直な雅美ならではのセリフだった。
「秀人君のおっきすぎるよぉ
……あむ……口ん中に
うまく入んないんだもん
………齧っちゃおうかな」
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