冬の稲妻

ブラックベリィ

021★刺激が足りないの………

 甘く囁き秀人が雅美に口付けると、雅美は可愛らしい笑顔を浮かべて、再度ねだる。

 「じゃ、いいじゃん
  もっと、もっと」

 せがむ雅美に、秀人はとめどもなくディープキスを繰り返す。
 その結果、与えられる感覚(快感?)に慣れてしまった雅美は、ぽつりと秀人に言う。

 「ねぇ、秀人君
  ふわふわ、なかなか
  来なくなっちゃった」

 秀人は、雅美が楽しそうにしているので、笑って口付けながら、意味深に言う。

 「そりゃーそうだろうな」

 「何で?」

 秀人の言い方に、雅美は不思議と顔に書いて尋ねる。
 すると、秀人は意地悪く言う。

 どうやら俺って、好きな子を苛めるタイプらしいな、くくくっ。

 「ほら……そりゃー……
  鳴ってるからな
  カミナリ」

 「みゃー…………」

 雅美は、一声叫ぶと秀人の胸に縋りつく。
 そんな雅美に、秀人は下心ありありで、悪魔がそそのかすようにささやく。

 「多少、変態だと思う
  コトをしてもイイか?
   雅美」

 はっきり言って、試してみたかったのである。
 自分が、雅美に対してなら、そういうコトも出来る…………かどうかを知りたかった。

 「うっ…うん」




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