ガチで異世界!?転生して今度こそ楽しむぜ✧︎え?神様、邪神だったの!?

陽々[はるひ]

第35話

[夕飯時]

「父さん、今日俺たちハンネスさんの基礎トレーニング合格したんだ!」

「めっちゃきつかったぁー」

「死ぬかと思ったぁー!」

「ほぉ〜!凄いな3人とも!あのハンネスが基礎とはいえ認めるとは!」

「よく頑張ったわねぇ〜3人とも確かに成長したわよね〜」






「そういえばノルガ、またあったんですって〜?」

「あ、あぁ。まただ。前より頻繁に起きるようになってるみたいだ。」


なんか急に空気が重くなった。何かあったのか?

「どうされたんですか?」

「ああ、実はまた小さな外れの村が1つ無くなったんだ。」

!!!

「え!?どういうことですか?!」

火事とかで村が焼けてしまうとかは聞いたことがあるけど、無くなった…?

「ほんとに跡形もなく消失していた。村があった痕跡は確かにあるんだがそのまま消し去られたかのように無くなってるんだ。」


「またって、、?」


「うん、もう今年に入って3回目だ」

そんなありえないことが3回も??

おかしい、絶対におかしい。

「あなたも気をつけてね、、」

「ああ、もちろんだ。まだ調査が必要だから頑張らないといけないがな、」

そんなことがあったんだ、







[自室]

やっぱり父さんの話に出てきた村が消失するってありえない事だよな…

[そのことならば神様に質問なさってみてはどうですか?]

うわっ!久しぶりだな!ソフィ!

なるほど…じゃあ転生させてくれたあの優しい方の神様に聞いてみるか





空間門エアゲート

この部屋は前に作っておいた神様に祈る時用のものだ。

俺の美術センスは、まぁ、趣味程度だがイラストを描いたりしてたからそこそこだがあの時見た神様を作ってみたんだ。

洗礼の儀のときみたいに祈ればいいかな?

・・・

「久しぶりじゃのう」



「神様!」

成功した!ちゃんと転生した時の神様だ!


「真宙よ、あぁ、今はジンじゃったな。何かわしに聞きたいことがあるんじゃろ?」


おぉ、お見通しってわけか。さすが神様だな。


「あの、実は父から聞いたのですが…今僕がいる世界で村が次々に消失していて、今年でもう3回も起きてるらしいんです。」

「うむ、それはわしも存じておる。」

「これってよく言う魔王が封印から解かれたとか…」

「いんや、魔王なんぞおらん。」

え…?お約束のやつじゃなくて?

「なんじゃ、お約束とな?」

「あ、いえ、てっきり異世界転生物でよくある『勇者として魔王を討ち取ってくれ!』的な展開かと思って不謹慎ながら実はちょっとワクワクしてたんですけど、、」

この神様の空間にいる時はなんか前世の榊 真宙としての俺が強くなっちゃうんだよな。あぁ、ラノベ読みてぇ。あ、俺そのラノベ展開にいるんだった。


「魔王じゃないならどうしてあんな不可解なことが…?」


「うむ、実はお主には話しておかなきゃならんことがあるんじゃ。」

話しておきたいこと…?魔王じゃないなら魔神退治とか??(っ ॑꒳ ॑c)

「こら!ちゃんと聞かんか!真面目な話じゃ。」

え、深刻なかんじ?…ゴクリ














気になる終わり方してみたかった。

応援ありがとうございます。


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