BEST・TRUMP
心雄 ガリヴァー
「なぁ、あの部屋の黒髪の人、まだ起きねぇのかな?」
見張りの一人がもう一人に聞くように言った。
「さぁな、何があって、どうして三日も寝込んでいるのか、誰もわからねぇって話だが、ある旅人がドラゴンと戦闘してるのを見たんだとよ」
「ドラゴン? それはまた珍しいな」
「ドラゴンをみて生きてられるなんて、奇跡としか言いようがないぜ」
そして見張りは何処かへ行くのか、その場を立ち去った。
・・・・マジか~!
そう隠れて聞いていたトウヤは思った。
マジか、俺三日も寝てたの?
じゃあ、アイリスやレオは何処へ行ったんだ?
まさか、ここのやつらに捕まって・・・・?
もしかしたら危険な状態に自分達がいるのではないかと思ったトウヤだった。
ブスッ
「あうっ!!」
「・・・・ここにもいない」
ブスッ
「ぎゃふっ!!」
「・・・・ここにもいない」
見張りを倒しながら部屋を探索していたが、全く見つかる気配がない。
もう開けるような部屋は奥の部屋しかなくなってしまった。
アイリス達、まだ殺されてなんか、してないよな!?
そう願いながら開けると、アイリス、レオ、ガミア、マノエリが、楽しそうに話しながら食事をしていた。
「えぇ、アイリス様って貴族の方なのですか!?」
「うん! 国は抜けちゃったけど、今はとっても楽しいよ!」
「あの、ガミアさん、このカレー食べます? 僕辛いのだけは無理で・・・・」
「いえ、レオさん、そういうのは人に頼らず自分で克服してこそです」
なんだか、心配していた俺がバカみたいじゃないか。
そして、一番最初に気づいたのはアイリスだった。
「あ、トウヤ~!」
アイリスが突然飛び付いてきた。
いや、何がどうなってるんだ?
「なぁ、ここはどこなんだ?」
そう皆に聞くと、答えたのはレオだった。
「ここはヒーリンガスの宮廷です」
それに続いて説明したのはマノエリだった。
「あのあと、私たちの前にガリヴァー様が現れたのです。ドラゴンを倒したのは誰だと」
それに続けてガミアが入ってきた。
「それでトウヤさんが連れていかれるような予感がしたので、僕らはトウヤさんを庇って、結局は皆で連れていかれることとなりました」
「でも、ここ快適だよ! 食事は良いものばかりだし、何より健康にいいの!」
そうアイリスが言った。
へぇ、あの救世七雄のガリヴァーがねぇ。
・・・・え?
「ガリヴァー!?」
そう驚くと、皆は首を縦に振った。
すると、後ろで扉の開く音がした。
振り向くと、そこには緑の髪に赤い眼をして、眼鏡と白衣を気装った青年がいた。
「今私の名を呼んだのは、貴様か?」
見張りの一人がもう一人に聞くように言った。
「さぁな、何があって、どうして三日も寝込んでいるのか、誰もわからねぇって話だが、ある旅人がドラゴンと戦闘してるのを見たんだとよ」
「ドラゴン? それはまた珍しいな」
「ドラゴンをみて生きてられるなんて、奇跡としか言いようがないぜ」
そして見張りは何処かへ行くのか、その場を立ち去った。
・・・・マジか~!
そう隠れて聞いていたトウヤは思った。
マジか、俺三日も寝てたの?
じゃあ、アイリスやレオは何処へ行ったんだ?
まさか、ここのやつらに捕まって・・・・?
もしかしたら危険な状態に自分達がいるのではないかと思ったトウヤだった。
ブスッ
「あうっ!!」
「・・・・ここにもいない」
ブスッ
「ぎゃふっ!!」
「・・・・ここにもいない」
見張りを倒しながら部屋を探索していたが、全く見つかる気配がない。
もう開けるような部屋は奥の部屋しかなくなってしまった。
アイリス達、まだ殺されてなんか、してないよな!?
そう願いながら開けると、アイリス、レオ、ガミア、マノエリが、楽しそうに話しながら食事をしていた。
「えぇ、アイリス様って貴族の方なのですか!?」
「うん! 国は抜けちゃったけど、今はとっても楽しいよ!」
「あの、ガミアさん、このカレー食べます? 僕辛いのだけは無理で・・・・」
「いえ、レオさん、そういうのは人に頼らず自分で克服してこそです」
なんだか、心配していた俺がバカみたいじゃないか。
そして、一番最初に気づいたのはアイリスだった。
「あ、トウヤ~!」
アイリスが突然飛び付いてきた。
いや、何がどうなってるんだ?
「なぁ、ここはどこなんだ?」
そう皆に聞くと、答えたのはレオだった。
「ここはヒーリンガスの宮廷です」
それに続いて説明したのはマノエリだった。
「あのあと、私たちの前にガリヴァー様が現れたのです。ドラゴンを倒したのは誰だと」
それに続けてガミアが入ってきた。
「それでトウヤさんが連れていかれるような予感がしたので、僕らはトウヤさんを庇って、結局は皆で連れていかれることとなりました」
「でも、ここ快適だよ! 食事は良いものばかりだし、何より健康にいいの!」
そうアイリスが言った。
へぇ、あの救世七雄のガリヴァーがねぇ。
・・・・え?
「ガリヴァー!?」
そう驚くと、皆は首を縦に振った。
すると、後ろで扉の開く音がした。
振り向くと、そこには緑の髪に赤い眼をして、眼鏡と白衣を気装った青年がいた。
「今私の名を呼んだのは、貴様か?」
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