勇者なしで魔王討伐 ~チートと愉快な仲間と共に~
13話 晴天の日
今日は雲一つない晴天だ。
俺らは朝早くから練習をする。最近は四人ペアでチームワークをとる練習もやり始めた。常に全力でクタクタだ。
そして12時。ついに長い練習が終わり楽しいお昼ご飯の時間、のはずだった。いつから変わってしまったのだろう。お昼ご飯がこんなに楽しみではなくなったのは。そう、お昼ご飯がないのだ。
「カエラ、これは深刻な問題だ」
「えぇ、そうね、あたしこの一週間お昼ご飯一回も食べてないの」
「俺もだ。どうしてこんなにお金が無いんだ……」
遡ること一ヶ月。ちょうどフェアリーブレスが完成するちょっと前の頃だ。俺とカエラは仲良く帰っていた。その時俺たちは新しくできた店を見つけた。少しよってみようということで入ったのだが、そこの料理とお酒が美味しすぎたのだ。特にこの焼き鳥というものとお酒の相性が良すぎる。いくらでもいけてしまうのだ。俺たちはそこから毎日かかさず店によった。その結果すぐにお金が無くなってしまったのだ。
このままではまずい。昼ご飯というのは学校生活で一番なくてはならないものなのだ。これがなくてはモチベーションも下がってしまう。 
ならもうやる事はひとつしかない。
「金を稼ごう」
これにはカエラも大賛成のようだ。
「そうね、それだったら一ついい案があるわ!
願い板の依頼を受けるのよ!」
願い板か。確かに、あれは魔物討伐系が多いし命がけだから報酬も高い。しかも俺たちは戦闘向けだ。その案でいこう。でも、少し二人じゃ怖いから誰かもう一人誘うか。
「俺たち今から願い板の依頼を受けようと思うんだが誰か一緒に行ってくれる人いないか?」
そうみんなに言うとハルが勢いよく近寄ってきた。
「私もいかせてー!」
お腹をギューギュー鳴らしている。こいつもお昼ご飯を持ってないのか。ハルの事だからどうせ毎日学校から帰ったあと家の食料を食べてたらいつの間にか無くなってたとかだろう。でも、ハルがいるなら安心だ。怪我をしても治せるし、アシストしてくれるしな。
その後も訪ねたがほかの人たちは別に金に困ってないらしい。レイとサファイアは金持ちだし、センは普段は真面目だから金の管理もできてるだろうし、サキは校長が生活費渡してるし、マロンは金はそんな持ってないが近所のおじさんおばさんが色々食べ物をくれるらしい。愛嬌があるからみんな育てたくなるのだろう。
俺たちは午後、願い板に向かった。本当は自主練しないといけないが魔物を相手するのも充分練習になるからいいだろう。
願い板にはたくさんの依頼がはってあった。ほとんどが魔物討伐だが、なかには雑務やもの探しなどもある。でも、できるだけ高額報酬のやつをやりたいな。何回も行くのはめんどうだし。
「あー!これ報酬すごく高い!
これにしよーよー!」
ハルは嬉しそうに依頼書を持ってきた。
【黒い生命体を倒してください】
報酬は300万円か。すごい高いな。でもやっぱり最高難易度だ。それほど危険なのだろう。
「すっごくいいじゃない!300万円よ!
ハル、いいの持ってくるじゃない!」
「えへへー、でしょー」
二人はもう行く気マンマンらしい。でも、場所はあの強い魔物がうじゃうじゃいる森だぞ。俺は少し怖かったから「相手がめちゃくちゃ強くてやられるかもしれないぞ?」と聞いてみたが
「魔王達を倒すのに、そこら辺にいるやつにビビってどうすんのよ」
と返ってきた。すごく勇ましい。たしかに俺たちは仮にもSクラスだしな。最近めちゃくちゃ強くなってきたし。魔王の幹部とかじゃない限り負けはしないだろう。
「そうだな。その通りだ。
よし!それにしよう!」
こうして俺たちはその黒い生命体とやらを倒すために森へと向かった。
俺らは朝早くから練習をする。最近は四人ペアでチームワークをとる練習もやり始めた。常に全力でクタクタだ。
そして12時。ついに長い練習が終わり楽しいお昼ご飯の時間、のはずだった。いつから変わってしまったのだろう。お昼ご飯がこんなに楽しみではなくなったのは。そう、お昼ご飯がないのだ。
「カエラ、これは深刻な問題だ」
「えぇ、そうね、あたしこの一週間お昼ご飯一回も食べてないの」
「俺もだ。どうしてこんなにお金が無いんだ……」
遡ること一ヶ月。ちょうどフェアリーブレスが完成するちょっと前の頃だ。俺とカエラは仲良く帰っていた。その時俺たちは新しくできた店を見つけた。少しよってみようということで入ったのだが、そこの料理とお酒が美味しすぎたのだ。特にこの焼き鳥というものとお酒の相性が良すぎる。いくらでもいけてしまうのだ。俺たちはそこから毎日かかさず店によった。その結果すぐにお金が無くなってしまったのだ。
このままではまずい。昼ご飯というのは学校生活で一番なくてはならないものなのだ。これがなくてはモチベーションも下がってしまう。 
ならもうやる事はひとつしかない。
「金を稼ごう」
これにはカエラも大賛成のようだ。
「そうね、それだったら一ついい案があるわ!
願い板の依頼を受けるのよ!」
願い板か。確かに、あれは魔物討伐系が多いし命がけだから報酬も高い。しかも俺たちは戦闘向けだ。その案でいこう。でも、少し二人じゃ怖いから誰かもう一人誘うか。
「俺たち今から願い板の依頼を受けようと思うんだが誰か一緒に行ってくれる人いないか?」
そうみんなに言うとハルが勢いよく近寄ってきた。
「私もいかせてー!」
お腹をギューギュー鳴らしている。こいつもお昼ご飯を持ってないのか。ハルの事だからどうせ毎日学校から帰ったあと家の食料を食べてたらいつの間にか無くなってたとかだろう。でも、ハルがいるなら安心だ。怪我をしても治せるし、アシストしてくれるしな。
その後も訪ねたがほかの人たちは別に金に困ってないらしい。レイとサファイアは金持ちだし、センは普段は真面目だから金の管理もできてるだろうし、サキは校長が生活費渡してるし、マロンは金はそんな持ってないが近所のおじさんおばさんが色々食べ物をくれるらしい。愛嬌があるからみんな育てたくなるのだろう。
俺たちは午後、願い板に向かった。本当は自主練しないといけないが魔物を相手するのも充分練習になるからいいだろう。
願い板にはたくさんの依頼がはってあった。ほとんどが魔物討伐だが、なかには雑務やもの探しなどもある。でも、できるだけ高額報酬のやつをやりたいな。何回も行くのはめんどうだし。
「あー!これ報酬すごく高い!
これにしよーよー!」
ハルは嬉しそうに依頼書を持ってきた。
【黒い生命体を倒してください】
報酬は300万円か。すごい高いな。でもやっぱり最高難易度だ。それほど危険なのだろう。
「すっごくいいじゃない!300万円よ!
ハル、いいの持ってくるじゃない!」
「えへへー、でしょー」
二人はもう行く気マンマンらしい。でも、場所はあの強い魔物がうじゃうじゃいる森だぞ。俺は少し怖かったから「相手がめちゃくちゃ強くてやられるかもしれないぞ?」と聞いてみたが
「魔王達を倒すのに、そこら辺にいるやつにビビってどうすんのよ」
と返ってきた。すごく勇ましい。たしかに俺たちは仮にもSクラスだしな。最近めちゃくちゃ強くなってきたし。魔王の幹部とかじゃない限り負けはしないだろう。
「そうだな。その通りだ。
よし!それにしよう!」
こうして俺たちはその黒い生命体とやらを倒すために森へと向かった。
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