ポテトで異世界無双〜全てがポテトで構成された世界〜
~6話~
帝王side
ーー カチャ、カチャ ーー
ある一室。
大きな窓の後からは、どこかに落ちたであろう雷の光が差し込み、芽の出たじゃがいも達がポテト槍を構え、整列している。
その傍ら、一際大きく、所々が変色しソラニンを多く含んだ芽を出したポテトが食事をしている。
「インカのめざめ……流石王国の秘宝だな。複製でありながらこの力、本物をいずれか食べてみたいものだ」
ナイフと包丁を今日に使い、一口大に切り分け、黒色の特製ソースにつけて食べる。
インカのめざめは聖なる芋が食べた時、その聖芋力を格段にパワーアップさせるとてつもない代物であるが、逆に邪なる芋が食べた時、その邪芋力を格段にあげる危険なものだ。
自分たちの手の内2あればこれは芋々の希望になるが、邪の物になれば、世界が滅ぶとまで言われている。
そんな芋を、複製であれ毎日食べている彼のソラニンはとてつもない物であり、今の中村であれば、瞬時に腐るだろう。
「そう言えば、最近芋王国では勇者芋を召喚したようだな」
食事の手を止め、近くにいた芋兵に訪ねる。
「はい。向こうは気づいてないと思っているでしょうが、こちらが派遣した、スパイであるサユミ・ムラサキから全ての情報は筒抜けであります」
口角を上げ、下劣な笑みを浮かべながら言う。
「そうかそうか、良くやってくれてるな。引き続き頼むぞ」
「光栄です! 」
芋兵は興奮のあまりソラニンのある芽を増やす。
「勇者よ、今後が楽しみである」
そう呟いて、また食事を始めるのであった
ーー カチャ、カチャ ーー
ある一室。
大きな窓の後からは、どこかに落ちたであろう雷の光が差し込み、芽の出たじゃがいも達がポテト槍を構え、整列している。
その傍ら、一際大きく、所々が変色しソラニンを多く含んだ芽を出したポテトが食事をしている。
「インカのめざめ……流石王国の秘宝だな。複製でありながらこの力、本物をいずれか食べてみたいものだ」
ナイフと包丁を今日に使い、一口大に切り分け、黒色の特製ソースにつけて食べる。
インカのめざめは聖なる芋が食べた時、その聖芋力を格段にパワーアップさせるとてつもない代物であるが、逆に邪なる芋が食べた時、その邪芋力を格段にあげる危険なものだ。
自分たちの手の内2あればこれは芋々の希望になるが、邪の物になれば、世界が滅ぶとまで言われている。
そんな芋を、複製であれ毎日食べている彼のソラニンはとてつもない物であり、今の中村であれば、瞬時に腐るだろう。
「そう言えば、最近芋王国では勇者芋を召喚したようだな」
食事の手を止め、近くにいた芋兵に訪ねる。
「はい。向こうは気づいてないと思っているでしょうが、こちらが派遣した、スパイであるサユミ・ムラサキから全ての情報は筒抜けであります」
口角を上げ、下劣な笑みを浮かべながら言う。
「そうかそうか、良くやってくれてるな。引き続き頼むぞ」
「光栄です! 」
芋兵は興奮のあまりソラニンのある芽を増やす。
「勇者よ、今後が楽しみである」
そう呟いて、また食事を始めるのであった
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