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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する

ブラックベリィ

033★魔晶石を発見したので、魔力などを注いでみました

 鍵となりそうな、最初の魔晶石の1つを見付けた私は、残り3壁に、目の前の壁と同じ位置に魔晶石が無いかを探す。

 「あぁ…やっぱり
  あった……魔晶石」

 1つの壁の中心に、1つの魔晶石が嵌めこまれていた。
 大きさは完全に一緒で、ただ色は違った。

 紺碧・純白・深紅・漆黒の魔晶石ということは、東西南北を表すのかな?
 となると、天井の真ん中にもありそうだし、この調度中心の床にも、色付きの魔晶石が嵌め込まれているってことじゃないかしら………。

 その考えに至った私は、天井に向けて手を翳し、魔力を集めて天井の中心部分を撫でるイメージを送ってみた。
 途端に、天井の植物壁はさっと割れる。

 ああ、やっぱりあったわね。
 位置的に、天ってことで金を含んだ黄色の魔晶石が嵌まっているわね。
 それじゃ真下の床に嵌め込まれている魔晶石は?

 私はしゃがみ込んで、足元にあるだろう魔晶石を探す。
 と、それはすぐに見付かった。

 いや、法則に気付けば単純で、わかりやすいモノだった。
 私はちょっと考え込んでから、床に埋め込まれた深緑の魔晶石に手のひらを当てて、魔力を思い切り注ぎ込んでみた。
 が、しかし、何も反応が無い。

 無反応にちょっとがっかりした私は、試しに問い、私は天井に嵌めこまれた魔晶石にも魔力を注いでみる。
 天井に嵌め込まれた魔晶石は、目に見えて光り輝いた。

 えっとぉ~……込めた魔力が足りないから、色付きの魔晶石は反応しなかったの?
 いや、天井の魔晶石と同じぐらい込めたわよ。
 なんで反応しないのかしら………。

 少し考え込んでから、もしかしたら属性とか言うモノがあるのではないかということに思い当たり、もう一度光りのイメージを込めて天井の魔晶石へと魔力を付与してみる。
 途端に、今度はまっとうに起動したらしく、煌々こうこうと輝きだした。

 「あっ…やっぱり……
  そうとわかれば………」

 私は、4方向の石壁に嵌め込まれている色付きの魔晶石に、4大元素の魔力をイメージして送り込む。

 紺碧の魔晶石には、水属性の魔力。
 純白の魔晶石には、風属性の魔力。
 深紅の魔晶石には、火属性の魔力。
 漆黒の魔晶石には、地属性の魔力。

 そして、足元の深緑の魔晶石には、このダンジョンの大気の中から魔素だけを抽出して注ぎ込んでみる。
 それぞれの魔晶石がキラキラと輝き出したことを確認し、私は天井の魔晶石には、真素を抽出したモノを送り込んでみた。

 しばらく煌々と輝いた後、天井の金を帯びた黄色い魔晶石から、唐突に4つ壁の魔晶石へと順繰りに光線の様なモノが照射される。
 最初に光線の照射を受けたのは紺碧の魔晶石だった。

 天井の魔晶石から光線の照射を受けた紺碧の魔晶石は、隣りの壁に嵌め込まれている純白の魔晶石と、床の深緑の魔晶石へと光線を照射した。

 その間に、天井の金を帯びた黄色い魔晶石からは、新たに純白の魔晶石へと光線が照射されていた。
 光線の照射を受けた純白の魔晶石は、隣りの深紅の魔晶石と床の深緑の魔晶石へと光線を照射する。

 その次に天井の金を帯びた黄色い魔晶石から、新たな光線の照射を受けた深紅の魔晶石は、やはり隣りの壁の漆黒の魔晶石と床の深緑の魔晶石へと光線を照射させた。

 そして、当然のごとく、天井の金を帯びた黄色い魔晶石から4度目の光線が、漆黒の魔晶石へと照射される。
 漆黒の魔晶石は、やはり隣りの壁の紺碧の魔晶石と、床に在る深緑の魔晶石へと光線を照射した。

 4つ壁の魔晶石へと光線を照射した天井の金を帯びた黄色い魔晶石は、最後に床に在る深緑の魔晶石へと光線を照射した。

 次の瞬間、光線は立体的な菱形に光線が縦横無尽に走りまくる。

 私は慌てて部屋の角へと避難する。
 石壁の中央に魔晶石が嵌め込まれているので、部屋の角に逃げれば光線の被害は無いのだ。
 私はその場所から、何が起こるかを黙って見ていた。

 そして、天井から発射された光線が何度も何度も魔晶石の間を交錯し、二つの正四角錐の片方の上下を逆さまにして、底辺を合わせた様な、立体的な菱形が出現した。

 その立体的光りの菱形の中に、なにやら哺乳類と鳥類の特徴を持つ生物が出現しだした。

 「へっ? えぇぇぇぇぇ~……」
 







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