双剣使いの暗殺者

sho

手に入らない手掛かり

朝になると早速森の探索を開始した。

ただ、スキルを常に使用しているのにもかかわらず、生物の反応がやはりない。

「この森、やっぱり以上だ」

「このドルイドの森は本来モンスターや動物なんかの多種多様な生物が住んでいるのよ。本当に生物の反応がないの?」

真偽を確かめるようにジャンヌが聞くも、

ただ返ってくる答えは

「無いです」

その一言だけ。


「元々反応がないのはわかってた。だから探索の範囲を広げたのにどうして反応出ないんだ」

自分のスキルが発動してるのか少し不安なってきているルーグを無視してジャンヌが周りを見回っていると。

「ねぇ、あれ」

青ざめた顔で言う

ルーグが視線を追って見ると。

「あの村と同じ」

動物からモンスターに至るまで木の根に身体中の血液を吸い取られ、干からびた死骸になっていた。

「アースドラゴンの奴、森中の生物を殺すつもりか?」


「分からないけど、これだけの生物の生命力を吸い取っているのに貴方のスキルに反応がないのがやっぱり気になるわ」


訳が分からない。
ドラゴンほど大きな生物の反応を見逃すはずがないのに。しかも、他の生物が死んでいて見分けやすいはずなのに。


「探索範囲を広げれば見つけれると思っていたけど、そんな簡単な話じゃ無いみたいだ」


「今更なんだけど、アースドラゴンってどんな見た目なんですか?」


「身体の表面が厚い岩盤で出来ていて、岩盤の上に奴の魔力を吸って成長する木が有るの、奴の思い通りに動くらしいわよ」


「そうですか、ありがとうございます」

表面に植物があるからと行って反応が消えるわけじゃ無いし。

「死んでたりして」

「あり得ないわ」

あり得ないわかっていた。他の冒険者が倒したのならギルドに連絡が入る。
初日に、そうゆう結論を出した。


「例えばネクロマンサー[死人使い]とか」

「アースドラゴンはAランク相当のモンスターよ。操っているのが仮にネクロマンサーだとして倒したのは誰になるの、第一にドラゴンなんて大きなものを操るのにどれだけの魔力が必要になると思ってるの」

耳が痛い。


「否定してばっかりじゃなくて意見を出してくださいよ」


「例えばテイムしたとか?」









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