双剣使いの暗殺者

sho

「で、目的地はどこなんですか?結局教えてもらってないんですけど」
 
リオンを出て少しした森の中。今更な疑問を投げかける。

「そうでしたね。目的地はドルイドの森よ」

何処だ、聞いたことない。

「ここから少し掛かるわね。大体ここから6、7日ほどかしら」

かなり掛かるな。

「急いでるのなら馬でも借りますか?」

「そうね、次の村で借りましょうか」

森でモンスターを狩りながら、村へと向かった。

シュン

え?

ジャンヌさんが短剣を振った瞬間、風の刃みたいなものが。

「短剣にも魔法を付与してるんですか」

「えぇ、そうよ弓の方に比べたらそんなに強い魔法じゃないけど、その分色々な魔法を付与できるの」

「便利ですね」

「そうゆう貴方だってスキルで気配消して死角から一撃で決めるって、なかなか便利だと思うけど」


「そうなんですか?」

「そうよ」

まぁ、そっか確かに防御も回避もできないもんな 。
気づく頃には急所に、双剣。
僕かなりエグい戦い方してるんじゃないのか?

考え事をしてるうちに森を抜け1つの村のを見つけた。

「あそこで馬借りますか?」

「そうね」

「ごめんねー今馬一頭しかいないの」

「どうしますか、ジャンヌさん?」

「いそいでいるし、いないよりはましよ」

「まいど」

「で、どう乗りますか」

「君が前で私が後ろでどう?」

「・・・・・」

ジャンヌさんは首を傾げながらきいてくる。

「よく考えてみたら、僕乗馬の経験ないです。」

ジャンヌさんは呆れた顔で。はぁーっと溜め息をついた後

「では、私が手綱を引きますので、貴方は後ろに」

「はい」

ジャンヌさんが先に乗り僕も後から乗る。

「さて、出発する前にちゃんと捕まってないとおちるわよ」

「そうですよね」

ぎゅっ

ジャンヌさん以外と華奢だな。
それにいい匂い。

「行くわよ」

緊張してるのは僕だけですか。





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