双剣使いの暗殺者

sho

冒険者

「何処だここ」
ルーグが眼を覚ますと見たこともない天井が視界に広がっていた。
「グッ」
ベットから身体を起こそうとするも身体の節々に激痛が走る。
「まだ、動くな身体中ボロボロだったんだぞ」
「ヴレッドさんここは」
「ここは、俺の家だ」
「フレイムブルは村はどうなったんですか」
「ブル達は全滅。フレイムブルもお前が殺したらしい」
「らしいって?」
「ギルドの冒険者の人が来たんだよ。戦闘に参加したのは君がブルとフレイムブルに囲まれたあたりからって行ってたぞ」
「じゃああの時周りのブルを倒してくれたのはその人だったのか」
「冒険者さんは、お礼を言わないと」
「もう、リオンに戻ったよ」
「そうですか」
「それと、これその冒険者から」
そういうとヴレッドは銀貨が数枚まで入った。袋を差し出される。
「何ですかこれは」
「冒険者が今回の依頼はフレイムブルの討伐その依頼だった。倒してないのに金は受け取れないだとさ。それで冒険者がお前に渡してくれだとさ」
「そんな、その人がいなかったら倒すどころか僕は死ぬところだったのに」
「村の総意でもある受け取ってくれ」.
「わかりました」
そう言われると受け取らない訳にはいかないので後で冒険者の人に渡せばいいと思った。
「それで、その冒険者ってどんな人なんですか」
「金髪のエルフだった。確か矢のない弓を持ってたな」
矢のない弓。よくわからないがそれだけわかればリオンに着いた時探せるだろ。
「取り敢えず明日まで大人しくしてろ」
抵抗しても傷が早く治るわけでもないので明日まで傷が治るのを待ち出発することにした。
ベットで寝ていると村の人達が度々お礼を言いに来てくれる。
正直とても嬉しい。命を掛けた価値がある。
俺が起きたのは昼過ぎなようでいつのまにかにが暮れていた。
夜には、ヴレッドさんがパンとスープを持ってきてくれた。
温かく身体や心に染みてくる味だった。
「もう動いても大丈夫そうです」
「そうか」
「それでもうリオンに向かうことにします」
「夜は危ないだろう」
「どちらにしろ一日かかる道のりですし。出発時間はあまり関係ないですよ」
「そうか、じゃあ最後にこれだけ言わせてくれ。『村を救ってくれてありがとう』」
昼頃、ずっと言われてきた言葉だが。
そのどれよりも、心に響くものだった。
ルーグは下手な謙遜はせず
「どういたしまして」
そう言い残しルーグは村を後にした。

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