オタクとヤクザが恋したら…
48 抗争勃発
翌日。私の両親と遼ちゃんのお母さんと、美咲と美紅と花と朱美さんと栄子さんとゆかりさんと杏樹ちゃんが来た。
「……遼太郎……。」
遼ちゃんのお母さんは、涙をハンカチで拭いている。
「泣かんでください、皇牙さん。」
「息子さんはきっと、大丈夫ですから。」
「……ですよね。」
ピンポーン。
誰だろう……?
「私、出るね〜。」
美咲が玄関に行って、靴を履いて、ドアを開けると……。
「わっ!何何何!?」
ん?誰?
「続々と入って来ないでよぉ!」
「……由香ちゃん!」
その金髪のギザギザ頭は……。
「テルくん!」
それに、みんな!
「誰?」
遼ちゃんの組の仲間。
「どんだけいんの!?」
「1349人いるって、本当だったんだ……。」
テルくんたちは、私に向かって、土下座をした。
「すまねえ!!遼太郎さんを……守ることができなかった……!!」
テルくん……いいよ。気持ちが伝わったよ。
「俺達……何にもできなかった!許してくれ!!」
「まあ、とりあえず……お茶でもして、ゆっくりせんね。」
「私、お茶注ぐね。」
テルくん達は、お茶を1口飲むと、遼ちゃんの身にあったことを全て話した。
「そっか……。鈴崎くんが。」
「ああ……。あいつはいいやつだった。」
引っ越しのお手伝いもしてくれたし。
「で、警察は今でも遼太郎さんを疑ってるんですか?」
「あいつら、相当遼太郎さんをムショに入れたいらしいです!!遼太郎さんが何言っても、わかってくれねえみてえだし!!」
「まさか、会いに行ったの!?」
「……昨日。」
「それを早く行ってよぉ!」
遼ちゃん、元気だった?
「……少し、顔が窶れてました。」
そう……。
「面会できるのね!」
「はい……。」
すると、美咲達が立ち上がって、私に手を差し伸べた。
「由香!行こう!」
えっ……。
「遼ちゃんさんに会いたくないの!?」
会いたいよ……遼ちゃんに。
でも……今でも頭が混乱してる。
鈴木くんが今、弁護士探してくれてるし。
「ねえ!ちょっと!」
栄子さんがスマホを見ながら、私達を呼ぶと、私達は、背後からスマホを覗き込んだ……。
……!?
スマホ画面に載ってたのは……。
〈皇牙遼太郎容疑者 送検〉
う……嘘……。
「捕まって2日も経ってないのに送検!?」
「マジありえねえ。」
遼ちゃん……!
「由香……。」
「……はっ!そういえば、蓮は!?鈴崎が殺された日、いなかったよな!?」
蓮って……月宮蓮のこと?
「由香ちゃん、知ってるの?」
遼ちゃんから聞いたの。
「全部、言ってもいいよ。」
うん……。
「『お前の言う通り。皇牙組にはスパイが潜入していて、変な真似をしたら殺される。皇牙組も潰れるだろう。』」
「あいつ……よその組の仲間だったのか!」
じゃあ、その人が鈴崎くんを?
「……そうかもしんねえ。」
テルくん達が、スっと立ち上がった。
「おめえら!!出雲組と抗争すっぞ!」
「おう!」
「ちょっとまって、ちょっとまって!喧嘩で事が解決できると思ってんの!?それで遼ちゃんさんの無罪が認められるって考えてんの!?」
美咲が必死に、テルくんが出ていくのを止めてる。
「邪魔だ、女。」
あんなに怒って出て行くテルくん達、初めて見た……。
「なんなのぉ!?」
ーとある廃工場ー
「誰が仕掛けた抗争じゃ。」
「俺だ。」
「ほーう。皇牙組の若頭補佐くん。最近、君達の組長が大変だねぇ。サツに捕まったとか。」
「遼太郎さんを、馬鹿にすんじゃねえ!!」
「蓮!!よくも鈴崎を殺したな!」
「バレちゃいましたか。出雲さんにあほ面が結婚して、子供ができたから、組長を引退するって言ったら、仲間の1人を殺せと命令があったんで、黙って殺しましたとさ。」
「……!?て、てめえらぁぁぁぁぁぁ!!」
「やれ!!」
「うおおおおおおおおおおお!!」
テルくん達、心配だね。
「『速報です。現在、東京留置所で収監されている、皇皇牙遼太郎容疑者が率いる皇牙組の組員達が、何者かに暴行されて倒れているのを、近くの住民が発見し、搬送されました。』」
テルくん達……!?
続く!
「……遼太郎……。」
遼ちゃんのお母さんは、涙をハンカチで拭いている。
「泣かんでください、皇牙さん。」
「息子さんはきっと、大丈夫ですから。」
「……ですよね。」
ピンポーン。
誰だろう……?
「私、出るね〜。」
美咲が玄関に行って、靴を履いて、ドアを開けると……。
「わっ!何何何!?」
ん?誰?
「続々と入って来ないでよぉ!」
「……由香ちゃん!」
その金髪のギザギザ頭は……。
「テルくん!」
それに、みんな!
「誰?」
遼ちゃんの組の仲間。
「どんだけいんの!?」
「1349人いるって、本当だったんだ……。」
テルくんたちは、私に向かって、土下座をした。
「すまねえ!!遼太郎さんを……守ることができなかった……!!」
テルくん……いいよ。気持ちが伝わったよ。
「俺達……何にもできなかった!許してくれ!!」
「まあ、とりあえず……お茶でもして、ゆっくりせんね。」
「私、お茶注ぐね。」
テルくん達は、お茶を1口飲むと、遼ちゃんの身にあったことを全て話した。
「そっか……。鈴崎くんが。」
「ああ……。あいつはいいやつだった。」
引っ越しのお手伝いもしてくれたし。
「で、警察は今でも遼太郎さんを疑ってるんですか?」
「あいつら、相当遼太郎さんをムショに入れたいらしいです!!遼太郎さんが何言っても、わかってくれねえみてえだし!!」
「まさか、会いに行ったの!?」
「……昨日。」
「それを早く行ってよぉ!」
遼ちゃん、元気だった?
「……少し、顔が窶れてました。」
そう……。
「面会できるのね!」
「はい……。」
すると、美咲達が立ち上がって、私に手を差し伸べた。
「由香!行こう!」
えっ……。
「遼ちゃんさんに会いたくないの!?」
会いたいよ……遼ちゃんに。
でも……今でも頭が混乱してる。
鈴木くんが今、弁護士探してくれてるし。
「ねえ!ちょっと!」
栄子さんがスマホを見ながら、私達を呼ぶと、私達は、背後からスマホを覗き込んだ……。
……!?
スマホ画面に載ってたのは……。
〈皇牙遼太郎容疑者 送検〉
う……嘘……。
「捕まって2日も経ってないのに送検!?」
「マジありえねえ。」
遼ちゃん……!
「由香……。」
「……はっ!そういえば、蓮は!?鈴崎が殺された日、いなかったよな!?」
蓮って……月宮蓮のこと?
「由香ちゃん、知ってるの?」
遼ちゃんから聞いたの。
「全部、言ってもいいよ。」
うん……。
「『お前の言う通り。皇牙組にはスパイが潜入していて、変な真似をしたら殺される。皇牙組も潰れるだろう。』」
「あいつ……よその組の仲間だったのか!」
じゃあ、その人が鈴崎くんを?
「……そうかもしんねえ。」
テルくん達が、スっと立ち上がった。
「おめえら!!出雲組と抗争すっぞ!」
「おう!」
「ちょっとまって、ちょっとまって!喧嘩で事が解決できると思ってんの!?それで遼ちゃんさんの無罪が認められるって考えてんの!?」
美咲が必死に、テルくんが出ていくのを止めてる。
「邪魔だ、女。」
あんなに怒って出て行くテルくん達、初めて見た……。
「なんなのぉ!?」
ーとある廃工場ー
「誰が仕掛けた抗争じゃ。」
「俺だ。」
「ほーう。皇牙組の若頭補佐くん。最近、君達の組長が大変だねぇ。サツに捕まったとか。」
「遼太郎さんを、馬鹿にすんじゃねえ!!」
「蓮!!よくも鈴崎を殺したな!」
「バレちゃいましたか。出雲さんにあほ面が結婚して、子供ができたから、組長を引退するって言ったら、仲間の1人を殺せと命令があったんで、黙って殺しましたとさ。」
「……!?て、てめえらぁぁぁぁぁぁ!!」
「やれ!!」
「うおおおおおおおおおおお!!」
テルくん達、心配だね。
「『速報です。現在、東京留置所で収監されている、皇皇牙遼太郎容疑者が率いる皇牙組の組員達が、何者かに暴行されて倒れているのを、近くの住民が発見し、搬送されました。』」
テルくん達……!?
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