職業暗殺者の異世界ライフ

sho

観光

「さてと、観光するって言っても何が名産とかよくわからないしなー」

街に出てるも、ギルドのある街に比べると色々な物があって目移りする。

ぎゅるる〜

とっ、お腹がと大きな音を立てる。

「そういや、寝てたからお昼たべてないんだった」

何食べようかな?

そう言えば、こっちに来てからパンとかは食べるけど、お米食べた事ないんだよなー。

異世界の農業は、元の世界ほど発達してないらしく、米などの穀物は、とても高価な物らしい。

尚、小麦などは米に比べて栽培方法が確立しているので育てやすいそうだ。

「まぁ、でも討伐報酬でお金があるって言ってもいつ底をつくか分からないし」


「さっき、パスタのお店あったしアレにするか」

麺類も食べてみたいし。


「いらっしゃいませ。何名様ですか?」

「一人です」

「こちらの席へどうぞ」

席に座りメニューを見る。

名前は書いてあっても、元の世界と違って写真がないからよくわからない。

「この、シーフードパスタをお願いします」

どんなものか、想像つくしこれで良いや。

頼んでから10分ほどすると、にんにくと炒められた。エビや貝、魚などがパスタに混ざっている。

いただきます

パスタを木のフォークで巻き取り口に含む。

久しぶりに食べる麺類それに元の世界の料理と味が似ていて食べやすい。

ごちそうさまでした

そのあと、会計を済まし武器屋に行くことにした。

「やっぱり、毒ナイフとか買っておこうかな」

自分より相手が強くても、当てればそれで勝ち出し、最悪体の自由が少しでも効かなくなればその間に影魔法で拘束できるし。

武器屋に入り、毒とナイフを別々に購入すると、店主が宝石などが装飾された派手な剣を進めてきた。


「この剣ならばどんなモンスターもどんな魔法を一刀両断です。今ならこれが、10000トル」

「いや、僕は魔法で剣を作れるので」

「いえいえ、一々魔法で剣を作っていては魔力がいくらあっても足りませんですから…」

「やめておいた方がいい」

背後からとても綺麗な声が店主の声遮る。

振り返ると、フードを被った銀髪の女の子がいた。

「なんだ、お前は商売の邪魔をするな」

「商売?派手な装飾をされているだけのろくに物を切れないその剣を売るのが貴方の商売なの?」

「なっ」

「冒険者にとって武器は自分の命を預ける大切なものなの下手な物を売ってその子が死んだら貴方は責任を取れるの」

淡々と店主を女の子が言葉責めにして、店主の顔が青ざめた後、どうぞお引き取りくださいと僕と女の子は店を後にした。








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