職業暗殺者の異世界ライフ

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模擬戦

模擬戦をするために、城の訓練場に移動してる最中、

「ローガさんあの人なんなんですか?」

いきなり、模擬戦を申し込んできた。あの頭のおかしい、赤毛の青年の名前もまだ教えてもらってもないし。


「あいつは、レオ・ルーだ、俺が騎士長だった時の補佐官で。俺の弟子って奴だ」


「まぁ、せいぜい油断しない事だな」

「今更ぼやいてももうついてるしな」

「逃げたい」

ローガさんの弟子とか、災厄だ。

「これより、副騎士長のレオ・ルー対冒険者ユートの模擬戦を開始する」

「相手を死に陥れる攻撃は禁止どちらかが、戦闘不能もしくは、審判ですある私、リリアが一方に勝ち目がないと判断した場合その時点で、もう一方の勝利とする」


最後の、ルールは素人の僕のためのルールだろうな。

観戦者は、騎士長のリリア、王様、姫様後はフィルさんとローガさんか。

「お前など、ローガさんの足元にも及ばない事を思い知らせてやる」

「そーですねー、確かになんな化け物に勝てる気はしませんねー」

あ、流して聞いてたら、棒読みに。


「貴様、いやいい、実力の差を思い知らせてやる、このチビが」

殺すこの赤毛。

『あー、やばいな(わね)』

二人の声がハモった。

「ではこれを」

木の剣を渡された。

本物の剣は流石に、渡せないのか

「では、両者構え」

僕は剣を放り捨てた。

「なっ」

「ユート殿、」

「剣は使えないのでいらないです」

「わ、わかった、それでは始め」

火魔法  火炎斬り

レオの先制攻撃炎を纏った剣を振り落とす。

バシッ

「なっ」

「何と素手であの一撃を」

バキバキ

剣を止めた後、握り潰す。

まぁ、別に素手じゃないんだけど、最近腕にだけ影を皮膚の色に変えて纏っていただけなんだけどね。

全身は疲れるし、ちゃんとは発動しないし。腕がだけしかできないけど。

「で、終わりですか?」

呆気に取られて動かなくなった、赤毛に聴くと。

「調子乗るなよ、俺は剣士じゃない拳闘士だ」


火魔法  オーラ・バースト

敵を打つ・炎の加護を・我が拳に

《バースト・ナックル》

強化魔法の重ねがけか。

まだ、ラビット・ストームは小回り効かないし、めんどくさいけど。


あいつは潰す。


「喰らえ」

「なっ思ってたより速い」

咄嗟に影を纏わせてある。腕で防御するも、かすって服が少し焦げた。

「なるほど、俺の方が速いのか」

いちいちイラつく奴だな。

『影魔法  シャドウ・ガントレッド』


不完全でもいいや

風魔法  ラビット・ストーム

できるだけ、勢いを減らすために詠唱は無視した。

「それがなんだ」

そういうと、赤毛は怒涛のラッシュを始める。

「くそ」

どれだけ、攻撃力や機動力を上げても、僕の動体視力じゃこれはかわせない。

「くっ」

影魔法《影遊び《球』》

ひとまず、自分の全方位を防御する。

それから、《影遊び『人』》

自分の分身を作る。

防御を時、姿を見せる。


「なっ、二人」

「あー、あの時の奴か」

『さぁ始めようか続きを」


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