職業暗殺者の異世界ライフ

sho

上位種ゴブリン

朝になると、すぐに必要なものを買って冒険に出た。

ギルドに依頼を受けた時、地図も同時に渡されていたのでこちらの世界の地理に詳しくない僕でも道に迷う事は無かった。

「ここであってるよね」

依頼人のいる村にまず向かったのだか、周囲をボロボロの木の柵で覆っている小さな村だった。

中に入り、依頼人である村長に話を聞くと、村の人には被害は出ておらず被害は農作物に限るという。


話を終えて、すぐにゴブリンの根城を探した。

気配探知

襲撃されるってことは、村の近くだと思うんだけど。

スキルを使って探すと、近くの洞窟かな?12匹ほどの反応を見つけた。

村に戻って、洞窟について聞いてみると昔から使われてた。

採掘場があるとの事だった。

「決まりかな」

日が暮れる前に、終わらせたかったので採掘場の中に乗り込んだけど。

「暗い前が見えない」

イリスさんがゴブリンら不意打ちをしてくると言っていたので探知魔法のウィンド・サーチとスキルの気配探知を発動させていた。

あっ次の角で2匹いるな、影魔法《影遊び『刀 』》

「よっと」

不意打ちをしようとしていた2匹もまさか先制されるとは思ってもいなかったようで、一太刀で片がついた。

先に進むと

狭い道に入ったと思ったと思ったら、ゴブリンの弓兵が5匹いた。


5つの矢が同時に飛んでくる。


影魔法はなるべく使いたくないし


ウィンド・ウォール

風の壁を作り、矢を落とす。


ストーム・ラビット


無詠唱なので、少し速くなった程度だが、ゴブリンの懐に入った。

3匹を殺すと、2匹が短剣を取り出す。


ゴブリン相手ならまだ僕の方が力は強いらしく、2匹とも倒した。

スッ

「痛」

どうやら、1匹だけ生きていたようで、少しかすった。

イリスさんの言葉を思い出す。ゴブリンは毒の塗られた武器を使うとの事たのですぐに解毒薬を飲んだ。

「かなり奥まで来たけど」

残り4匹の反応は、スキルで見えているのだか、どうも誘い出されているようで、洞窟の奥の方まで入っていった。

ギイィィィ

待ち伏せしていたゴブリンが同時に襲いかかってくる。

シャドウ・ニードル

ゴブリン達を影の針が串刺しにする。

影遊びシリーズより魔力ためが少ないから威力は劣るが発動スピードが速い。

「あれ3匹だけ」

ギイィィィ

炎を纏った斧を振り下ろす、ゴブリンが背後に出てくる。

シャドウ・シールド

斧を防いだあと、又ゴブリンの姿が消える。

探知魔法にもスキルにも反応がない。

こいつが上位種か?

「炎も火属性の魔法だろし」

スキルでも探せないなら、


影魔法《影遊び『糸』》

周囲に大量の影の糸を張る。

暗い洞窟内で影で作られた糸は視認することはできない。

ギイィィィ

糸に絡まったゴブリンが悠人に向かって火属性魔法ファイヤーボールを放とうとするも。

「縮小」

糸が短くなっていき、ゴブリンをズタズタに引き裂く。

「クエストクリアかな」

「職業暗殺者の異世界ライフ」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く