転生させていただきます! 〜チート能力と異世界生活〜
#54 戦争までのカウントダウン 〜①
今日、俺はアトバースト王国 王都 コロンに来ている。今日の予定は国王陛下との話し合いなのだが…
なぜか、王都を5人で散策している。
もちろん、みんな神なので神力は抑えている。こんなところで暴走したらえらいことになるからね、
『ハヤテ様との久しぶりの里帰りですね!御父様たちに何か買っていきましょう』(エルナ)
『…出かける先がアトバースト王国…悪魔界国にも、また行こうよ…』(リンネ)
「あぁ、お父さんにはいろいろ買っていくつもだよ、あとイストウェンには明後日行く予定だからな」
『じゃあ、いくつか見繕いましょう!』
『…ん』
『やっぱり、あのお二人はハヤテ様が大好きなんですね〜、わ、私も負けてないつもりなんですけど…最近本当にかまってくれなくて…』(セレナ)
『そんなことないですよ?ハヤテ様、昨日の夜に《セレナだったらこの服が似合うかなぁ〜》とか、いろんなお店で貰ってきたカタログ見て悩んでましたよ?』(カンナ)
『…え?わ、私の服ですか?』
『ハヤテくんは、ああ見えて恥ずかしがりだからねー。徐にはしないけど、影でこっそり君達のこともしっかり考えてる優しい神様なんだよ、もう一人前だと思うよ。技量はまだまだだけどね!』(ティア)
『そ、そうですか…///』
さっきから、3人が話してるけど何話してんのかな?
『ハヤテ様〜、ハヤテ様?聞いてますか?』
「ん?…あ、ごめん、聞いてなかった」
『んーもう…ちゃんと聞いてくださいよぉ〜、プレゼントどうするかって話ですよ』
『…ここのロールケーキが美味しい…』
「ケーキか… じゃあロールケーキにするか、」
また今度、ショートケーキでも作ってみるか、苺は俺の創造魔法で栽培できるし…ちょっと待ってよ。これで商売できるじゃん!
まぁ全ては戦争が終わってからだが…
俺たちは、いろいろ必要なものを買ったあと王城へと向かった。
俺たちが王城の玄関へ入るや否や、
クーリンド宰相が猛ダッシュで駆けつけてきた。
『よ、ようこそいらっしゃいましたハヤテ殿、さっそくですが応接室でドランディート様がお待ちです!』
「は、はぁ…大丈夫ですか?」
『大丈夫じゃありませんぞ!あ、あのカタランティスが攻めてくるんですからなぁ!!』ガクガク
ドギツイ表情をしていたクーリンドさんに連れられ俺たちは応接室へと向かっていた。のだが…
なんとなんと今から会いに行く王様がこちらに向かって猛ダッシュではありませんか。
何もかもエルナとそっくりだよな、リアクションといい…
『ハ、ハヤテくん!今すぐ逃げるんだぞ〜!』ドラン
ガシッ!
ドランさんは俺の方を凄い力で握ってきた。いやいや、そこまで焦らなくても…
「お、お義父さん、ちょっと落ち着きましょう?ね?ね?」
『いや、相手はあのカタランティスだ。舐めているようじゃ一網打尽だぞ!』
「まぁまぁ、ひとまず場所を変えましょ?」
『そんなことどうでもいいんだよ!それよりも兵の調達から始めないとだな、、』
この人話し繋がりませんわ。
全然話聞いてくれないし…
『お父様!ひとまず場所を変えましょう!そこで話したらいいじゃ無いですか?ね?』(エルナ)
「お、おう…そうだな、じゃあ応接室に来てくれ」(ドラン)
娘の言葉は聞くのかよ!ペシ
俺は、まずカタランティスと接しているイストウェン(悪魔界国)の外側に城壁を作ることを提示した。もちろん壁は魔法障壁で補強つもりである。またオプションとして壁の中を通路化し所々にある出窓から弓や魔法といった遠距離攻撃を行える壁を建てることを国王と相談した。
他にも、いろいろと対策は考えてある。
国王陛下の考えは、まず早めに建国をして国事力を高めろと言うことだ。
国として迎え撃つことで、相手への牽制にもなり戦争までの期間も少し稼げるのではと言う考えだった。
それに対してティアが大賛成でこれは決定した。
二国のトップが集まっての会合はゆうに5時間も続いた…
公爵邸はもう使えないと言うことで、俺たちは王城に泊まらせてもらっている。
用意された部屋はなんとなんとなんとなんと!
1人一部屋だった。正直エルナたちの目が最初っから光っていたので俺は助かった。
そのかわり、エルナ、リンネ、カンナ、セレナは落胆してたけど、
戦争まであとどれくらいなのかはわからないが、カタランティスはもうちょっと待ってくれるのだろうか…
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