転生させていただきます! 〜チート能力と異世界生活〜

自治会長

#41 神々の集い 〜⑦



俺はいきなり壁に押し倒され、俺も反撃しようと魔法を発動させようとしたのだが…

「…剣神様?」

『し〜!うるさくしちゃうと、ルシフェルに叱られちゃうからね!』

さっきよりも可愛げの増した剣神様だった。

「何してるんで…フグッ!?」

『ちょっと付き合ってくれるかな、』








俺は、今片手に剣を握りしめている。
なんでこうなったかというと、剣神様が相手になって欲しいということだった。

「加減ってしてくれますよね?」

『…じゃあ、私が手加減して勝ったら、君に1つ頼みたいことがあるんだけどいいかな?』

と、剣神様が頼んできた。

「頼み事ですか?いいですよ!うけてたちます」

『ありがと!じゃあ、これから私のことは、セレスティア…ティアって呼んでくれ」

「わかりましたティアさん」




俺たちは双方に剣を構えた。


『始め!』


その言葉が響いた。
刹那、俺の危険察知がガンガン頭に鳴り響いた。

くっ、どこ行った?
俺は、神経を集中させ…そして、

ここだ!来る!

俺は素早く剣を斜め左下に出すと共に、ティアさんの剣先がものすごい勢いでぶつかってきた。

くっ!これで手加減してるなら、強すぎだろ!さすが神様だな、

俺はひたすらティアさんの攻撃を剣で弾いて行ったのだが、さすがに無理があった。
剣先で繰り広げられる軌道は俺には全く予想のできないものだったからだ。
下重心から仕掛けようとも、すべて対応されてしまう。

すなわちなす術なし。

俺とティアさんが鍔迫り合いになった時、
「さすが神様ですね!何もできないですよ」
『まぁ技術の差もあるからね!でも、私についてこれた人なんて今までいないよ?』

「ありがとうございます!…行きます!」

『望むところだよ!』

俺は一度後ろへ後退すると見せかけて、懐に入り込もうとしたのだが…

「…な!?」

『勝負有りだね』


後ろから俺の首筋に剣先が迫っていた。



『勝負有り!勝者,セレスティア様』










『お疲れ様、いい勝負だったね!正直びっくりしたよ』
「頑張ったんですけどね、やっぱり格が違いますね。」

『ありがと!付き合ってくれて、
あと頼み事なんだけど…聞いてくれるかな?』

「はい、負けましたからね、」

俺は笑ってティアさんの言葉を返したのだが…ティアさんは真剣な表情でコッチを見ていた。

『…やっぱり……いね…』ボソ

「はい?どしたんですか?」

そして彼女はいっそう真剣な表情で…

『私の頼み事だけど…私を君の伴侶にしてくれないかな?』

そう言ったのだ。











〈エルナ達 side〉



『さてさて、これより第一回婚約者会議を行います。』(エルナ)

『理由は……ハヤテ様の嫁候補が増える…ということ…です。』(リンネ)

『質問!ハヤテ様はその方についてどう思ってるのかわかりますか?』(カンナ)

『聞いている話だと、《ティアさんは、優しいしカッコいいし、いいんだけど…言っても神様だしな〜》だそうです』(エルナ)


『それって私たちに拒否権ありますかね?』(セレナ)





『『『無い(でしょ、と思う)』』』









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