転生させていただきます! 〜チート能力と異世界生活〜

自治会長

#5 いきなり呼び出し



王都への呼び出しを食らった翌日…

俺は1人、ギルド内にあるレストランのテーブルで突っ伏していた。
だっていきなり王都へ呼び出しくらうんだよ?
誰もがこんな気持ちになると思いたい。

俺のステータスを見ることにしよう…

【名前】   ハヤテ・ヨシザワ

【種族】   人族?(神族)

【レベル】  LV  20

【HP】   128000000/128000000

【魔力】 890000000/890000000

【性別】   男

【称号】   神に愛された者・転生者

【スキル】
 ・アイテムボックス
 ・高位鑑定、高位隠蔽
 ・魔力攻撃耐性 
 ・物理攻撃耐性
 ・物理攻撃…レベル200
 ・魔法攻撃…レベル200
 ・魔力操作
 ・魔獣主従契約(使役)
 ・創造現実操作(創造魔法)
 ・武術     
 ・体術
 ・剣術
 ・経験値×10000

【魔法】  
  ・神級・天級・超級……初級魔法
  ・火魔法、水魔法、土魔法、光魔法、
      闇魔法、空間調節魔法

【加護】    
・地球神の加護 
・アルネース神(ルシフェル)の愛



スライムちょっと倒しただけで、
レベル1からレベル20まで一気に上がっている。
しかも、HPも魔力もいらないくらい増えてる。
本当勘弁してほしい、

まさか自分が異世界に転生して強すぎて悩むなんて想像したことがない。
というか、想像しようとしたことすらない。


俺は、気晴らしに街の散策をすることにした。グリホンディストは賑やかで活気のある街だ。
メインストリートには、レストランがあったりちょっと高そうな宿屋があったり、
日本でいう商店街の活気があるバージョンみたいな感じだった。
雰囲気は中世ヨーロッパ。異世界ではあるあるな感じの街並みだ。

しかし、一つ路地を入ると、
またメインストリートとは違い、冒険者が集まるような酒場があったりする飲屋街が広がっているのだ。
俺は、まだお酒を飲んだことがないのだが、この世界では15歳から成人らしいので
チャレンジしてみたいなーなんて考えているところだ。

そして、また違う路地に入ると
俺には今まで日本でも関わりのない店が
軒を連ねているところがある。
分かりやすく言うのなら、
娼館や、ラ○ホテルがたくさんある場所。
日本で言えば歌舞伎町みたいなところだ。
流石にそこは通らなかったが…
俺も男の子なので興味は無いと言ったら嘘になる。

そんなこんなで、街を歩いているともう日が暮れてしまった。

俺は、宿へと向かっていた。

すると…

『おい!クソガキ!俺の服を汚したんだから、弁償してもらうぞ!わかってんのか!?』

男が大きな声を出して怒鳴っていた。

俺は、急いでその下に向かうと、
冒険者とおぼしき男が、6歳くらいの小さな男の子に対して殴る蹴るの暴行をしていた。

『ご、ごめん、なさい…』  ドス…
『あぁん?聞こえねーぞごら、サッサと金払えや、このクソガキ!』

俺は、無性に腹が立った。
大の大人が子供相手に暴力を振るっているのだ。

周りのみんなが呆然とその出来事を見ている中、俺はその男に近づき声をかけた。

「あの、すいません」
『あぁん?なんだ、チッ、俺はイケメンが嫌いなんだよ、口出してくんな!』

男はそう言って俺に拳を振りかざしてくる…しかし…


遅すぎ…

俺は、男の懐に入り込みみぞおちに、一発軽く入れてやった。
すると、男は口から泡を吹いて倒れ込んでしまった…

あれ?軽くしたはずなんだけど…
まぁいっか、
俺は少年の方を向き声をかけた。

「大丈夫かい?怪我はない?」
俺が声をかけると少年は泣きながら、
『た、助けてくれて…あ、ありがとう…』
と言ってきてくれた。
俺は、少年を高位鑑定してHPだけ見ることにした。
鑑定スキルを持っていれば、その鑑定レベルによって人のステータスが見えるのだ。
少年のHPは…

【HP】   56/240

4分の1以上、HPが減っていたので
俺は、使いかたもわからない魔法を頭の中で考え唱えた。
【ヒール】

すると少年の傷口が綺麗に治り、HPも大半が下通りになっていた。
魔法を使えたことに驚きながらも
俺は、助けた少年と別れ、改めて宿へと向かった。

『いらっしゃ…、おかえりなさいませハヤテ様、ご飯にしますか?』

「あぁそうするよ、じゃあいつもので、」

『日替わりメニュー一丁〜』
『あいよ〜』

俺はこの世界に来て、まだ3日。
しかし、この店の常連になっていた。
この店は、初日に寝泊まりしたあの宿だ。
店の名前は、ミーヤ・パラドン。
ミーヤというのは、ウエイトレスをしているあの猫耳っ子の名前らしい。
ミーヤは、獣人の11歳。成人まであと四年といったところだ。
ミーヤは、いい奥さんになると思う。

今日もこの宿で、眠りについた。




翌日、
ギルドから連絡があった。
王都へ向かう馬車が今日の12時に着くという。それに合わせて準備しなさい。というのものだった。

俺は、身支度を済ませて
ギルドへと向かった。
王様に合うわけなので、昨日のうちに
礼服を作っておいて正解だった。

ギルドに入るとそこには、ギルマスのロイスさんがいた。
『おはようハヤテ君、昨日はぐっすり眠れたかな?』
「はい、おかげさまで」

『今日の王都へ向かう馬車に私も同行させてもらうことになったよ』
「え?それって大丈夫何ですか?」

『ん?あぁ、サブギルドマスターに託してあるから大丈夫だと思うよ』

俺たちは、少し世間話をしていた。
そんな時間は一瞬で過ぎ…約束の時間になった。
俺たちの乗る馬車は、金や木目を生かしたなんとも贅沢な作りだった。
クッションもフカフカでとても快適な旅になるだろうな〜なんて思っていた。

王都まではおよそ5時間半くらい
結構な距離が離れているのだ。

馬車はグリホンディストを後にして、王都へと動き始めた…










今回で一章が終了しました!
次からは、場所が変わったり、新しい登場人物も出てきます!

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また話数が増えてきたら、またお知らせします!


これからもよろしく!

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