転生させていただきます! 〜チート能力と異世界生活〜

自治会長

#4 ギルド登録 初仕事!



俺は、早めに起きて宿を後にした。
一泊銀貨1枚だった。
まだ金の価値がわからないのだが、おそらくやすいと思う。

ルシフェル様に聞いてみると、
銅貨、大銅貨、銀貨、大銀貨、金貨、白金貨、王金貨があるそうだ。
銅貨1枚が100円、大銅貨1枚が1000円、銀貨1枚が5000円、大銀貨1枚が10000円、金貨からは一気に高くなり金貨1枚が10万円、白金貨1枚が1000万円
そして1番高いのが王金貨。1枚1億円くらいの値段になるらしい。


と言うことは、今日泊まった宿は一泊、
5000円くらいだったと言うことだ。
それは安い。
でも、このまま働かずあそこで寝泊まりしてたら5日で金が尽きてしまうので、
今日俺は、冒険者ギルドに向かっている。
武器屋で、剣と盾を購入してみた。
少し高くついてしまったが、多分大丈夫だと思う。

この街はグリホンディスト、アトバースト王国の王都に次いで2番目に大きい都市なのだ。
そのため、街に活気がありギルドの依頼も多いらしい。

俺は、今ギルドの前に立っている。
夢にまで見たあの冒険者ギルドだ!
俺は、期待と希望を胸に抱き、扉を開いた。


俺は、ギルドを進んでいく
テーブルには酒に酔った冒険者や、
日本では犯罪であるポーカーをしている奴らもいた。
俺は、ウキウキしながら受付へと向かった。
「すいません」
俺が受付嬢に声を掛けると、その人は俺の顔を見たまま固まっていた。ん?
『…………』

「あの〜?俺の顔に何か付いてます?」

俺が再び声を掛けると、顔を一気に赤くして、
『は、はい!いらっしゃいませ!今日はどのようなご用件で!?も、もしかして私!?』
めっちゃパニックになっているんですけど
というか、私って…

「今日は、冒険者登録しに来たんですけど」

『あ。冒険者登録ですか…    うるさくてすいません…』

「大丈夫ですよ、」
俺がニコッと笑うと、また顔を赤くしていた。面白いな…

受付嬢は落ち着きを取り戻し
奥から機械を持ってきた。

『それでは、まず身分証をご提示頂いてよろしいですか?』

俺は、身分証を渡し機械の中に
右腕を通した。
すると、機械に付いていた水晶が光り輝き
出した。

数秒後、光が収まると
機械の横のところからカードが出てきた。
色は黒色だ…

『はい、登録が終わりました!初めは白ですが、クエストを受けて行くごとに、ランクが上がっていきますので…』

ギルドランクは、白(G)黒(F)・紫(E)・緑(D)・赤(C)・銀(B)・金(A)・プラチナ(白金・S)
になっている。
クエストを受けて経験値を集めて行くごとにランクが上がっていくらしい。

俺は、カードを受け取り掲示板へと向かった。
おっと、その前にステータス見とかないと、

俺は、自分のステータスを確認することにした。

「“ステータスオープン”」
俺がそう唱えると、目の前に半透明な板が現れた。そこには…


【名前】   ハヤテ・ヨシザワ

【種族】   人族?(神族)

【年齢】  17歳

【レベル】  LV  1

【HP】   12000800/12000800

【魔力】 800900450/800900450

【性別】   男

【称号】   神に愛された者・転生者

【スキル】
 ・アイテムボックス
 ・高位鑑定、高位隠蔽
 ・魔力攻撃耐性 
 ・物理攻撃耐性
 ・物理攻撃…レベル120
 ・魔法攻撃…レベル129
 ・魔力操作
 ・魔獣主従契約(使役)
 ・創造現実操作(創造魔法)
 ・武術     
 ・体術
 ・剣術
 ・経験値×10000

【魔法】  
  ・神位魔法
  ・火魔法、水魔法、土魔法、光魔法、
      闇魔法、空間調節魔法

【加護】    
・地球神の加護 
・アルネース神(ルシフェル)の愛



…………………



これは…ヤバくない…
というか、人族?ってなってるし
もうすでに神族だし…
ステータスは人に見せることができるのだが…
これ見せたらみんな逃げてく気がする…
まだレベル1だけど…

というか、HPと魔力がとてつもなく高いんですけど…


俺は、自分のステータスにびっくりしながらも、Gランクのクエストを探していた。










俺が選んだのは、東の森でのスライム討伐だ。
報酬はまあまああるのだが…
あんまり人気がないらしい。


俺はひたすら山を歩くこと1時間、
そこに現れたのは、古びた廃墟だった。

一方踏み入れると、外とは違い
ジメジメとしている。
なんか気味が悪くて仕方ない。

俺は、一部屋一部屋丁寧に探していても
なかなかスライムがいなかった。

俺は、最後に残していた地下室へと向かった。



すると…


プヨン…プヨン

何か跳ねる音が聞こえる…
俺は光魔法を唱える…
「 ライト 」


明かりがついたその空間には、
数え切れないほどの緑色のスライムが
ウヨウヨいた。

「ギャーーーーーーー!」

俺は、目の前の出来事にビックリしてつい、大声を出してしまった。

スライムを高位鑑定してみると、

【名前】   スライム

【種族】   魔物

【レベル】   LV  12

【HP】  120/120

【スキル】   ・吸収・分裂・追突



レベルは、俺より高いが
HPが低すぎる…
いや、俺が高すぎるのか…

俺は、魔法をどうやって使うかわからないので
剣を振り抜いてみた。
すると、ボッカ〜ン!!!!!

剣先から放たれた銀色の閃光は、
スライムどころか、建物まで切り裂いていた。

この結果には、呆然しかないでしょ…

剣が強いわけじゃない、
俺の力が強すぎるのだ。
やっぱり、ルシフェル様に減らしてもらった方が良かったんじゃないかな…

物理攻撃…レベル120はキチガイレベルじゃないかな… 

俺は、ぶち壊れた廃墟…瓦礫を後にしてギルドへと向かった。







ギルドに戻ると、朝と同じ受付嬢が座っていた。
『おかえりなさいませ、ハヤテ様。クエスト終了ですか?』

俺は、頷くとギルドカードを渡した。

受付嬢が俺のギルドカードを機械にどうしていた。

すると…


『えぇぇぇぇぇぇ!!!!!?』

ギルド中にその声が響き渡った。
みんな俺に視線が向いてるんだけど…

少しの時間が経ち、受付嬢が青い顔をして
ギルドカードを持ってきた。
その色は、白ではなく…

赤色だった…
あ、これヤバイやつですよね…

『あの…、なんでこんなに経験値を?』


俺は、ギルドにある別室へと通された。
なんでこんなことに…
ほんともう勘弁してほしい…
ギー、
という音とともに、179cmはあると思われるエルフの男性が入ってきた。
『はじめまして、君がハヤテ君かな?私は、ロイス・ホォンド。グリホンディスト支部のギルマスだよ。』

「はじめまして、ハヤテ・ヨシザワです。
この度は、お騒がせしてしまい…
申し訳ありません…」
本当に申し訳ない…

『いやいや、そんなことは無いよ。君の存在は我が国にとって、大切な存在になるだろうからね、』

あー、やっぱりそうなってしまうのか…

「あの…やっぱり報告するんですか?」

『まぁ、そうするしか無いよ。というか
君をほっておく人なんていないと思うけど…』

「でも…俺は、人にいいように使われるのは嫌なんですけど…」

『誰もがそうだろうね、でも大丈夫だと思うよ。うちの国王様はそんなひどいことはしないよ。おそらく君に地位を与えて
国でなるべく管理したいだけだと思う。
大半のことは、君の自由だと思うよ。』

なるほど、
確かに奴隷制度があったとしても、そこまで酷く無いし、街の景気が悪く無いから
国がしっかりしてる証拠だよな。


「わかりました。一度国王陛下に会ってみます。」

『わかったよ、じゃあ私の方から事情と
紹介状を出しておきます。また連絡しますね。』

俺はスライム討伐の報酬、
大銀貨1枚と大銅貨3枚をもらい部屋を出た
俺は別室を出てため息をついた。
ほんとあの神様には怒っておかないとな…





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