第35話 悪感

 大魔王のレガルトは、ライルの戦闘を見終え颯爽と魔王城の自室に転移していた。

（なんだあの餓鬼は… ユニークスキルを使ったとは言えあの反応速度、更には魔法を使った攻撃の破壊力…
到底、7歳とは思えない力だ…
まぁとりあえず様子を見て、排除すべきであれば俺の全てを行使してあいつを排除するとしよう…)

レガルトは部屋の窓付近にある椅子に腰をかけて休憩をとった。

---

一方ライルは、住む場所がないためとりあえず魔王城に泊めて貰うことになった。そのため、レガルト側近のドトルに魔王城を案内してもらっているところだった。

 ドトルは来客用の部屋に案内するまでに、通った部屋の説明を一つ一つ丁寧に教えてくれたが、ライルが正直に思ったことは…

（部屋多すぎじゃないかな、こんなに説明されても覚えきれないんだよなぁ…）

だった。だがしかし、ライルにはチート能力の『ソロモンの知恵』があったため、そちらの方が完全記憶を行っていた。

 そして12階分ある魔王城の大半の説明が終わり、やっと自分たちが泊まる客間に来たのだった…

「今日から罪魔王加盟ということもあり、その歳ではとても大変な1日だったでしょう…
どうぞゆるりとしてくださいライル様。」

ドトルがそう言って、客間を退室するとライルの体には異変が起こった。

「あれ…体が動かない。毒でも盛られたのか？？いや、でもここに来てご飯は食べてないんだけどな。」

そう体が動かなくなったのだ。だが、それもすぐに解決する。

(マスター現在状況の鑑定の結果ですが、毒等による体の不自由ではなく、単なる疲れです。)

その言葉を聞き顔を真っ赤にして、倒れたまんまだった。その後数十分ほど、今後についてや色々考えてたら眠りについたライルであった。

---

どうもおはこんばん！作者の時雨です！！
皆様お久しぶりです！今回すごく短めの作品となってしまい申し訳ございません！！

私も新高校生となり、なれない生活やコロナの影響でバタバタしていたりしてなかなか書く時間などが取れずこのような更新が遅れるような形になりました…

また少しずつ、投稿していこうと思ってるので暖かい目出みてくださると嬉しいです！！

これからも「サタブレ」をよろしくお願いします！！