Satan・of・the・Brave
第32話 憤怒の魔王爆誕
 ライル達は、現在禍々しいオーラを放つ魔王城のとても大きい門の前に来ていた。
 ライルは、少し冷や汗を流しながらもワクワクした気分でいた。
「とうとう魔王城に着いたね」
 だが、ラーシャとカーシャはあまり喋らず固まった様子であった。
 しばらく待つと、誰かが開けた様子もないのに突然門が開いた。ライルたち御一行は、全く動きそうのなさそうな大きさの門がひとりでに動き出したことに、我を忘れ圧巻されていた。
 我に返ったライルは2人の名前を呼び、我に返してから先に進んだ。
 暫く進むと、魔王城のエントランスの様なところに着いた。そこには執事服を着て片眼鏡をした、黒髪の20代ぐらいに見える人が立っていた。
「お待ちしておりました。憤怒の魔王"ライル・バーゼガン”様とその御一行様方。
私、大魔王の側近"ドトル・アドラスト”と申します。
さぁ大魔王"レガルト・デントレティア”様、 罪魔王様方、皆様お待ちですので、私にお掴まりください。」
 ライル達は急に話を進められて戸惑っているものの、いつまでも愚図っている訳にもいかないので言われた通り動いた。すると先程味わった"転移魔法”と同じ感覚を味わい一瞬で視界が切り替わった。
 視界が切り替わった先には、一番奥には若く金髪で青眼の若い少年が足を組み座っており、左右に3人ずつ人が立っていた。
「ドトル、その真ん中の銀髪の子供が件の憤怒か?」
「はい。レガルト様そのようにございます。」
「おい。憤怒の罪装を手に入れた少年、貴様の名を名乗れ。」
 ライルは言われた通りにするしかないと思い、自己紹介?を始めた。
「お初にお目にかかります大魔王レガルト様。私の名前は、ライル・バーゼガンに御座います。また左右の男女は、私の友人にございます。青髪の子が、ラーシャ・バゼルア。白金の髪の子が、カーシャ・バゼルアに御座います。
以後お見知りおきを。」
「ほう…その歳で、側近となるとものがおるか…
まぁ良い。それで、名をライルと言ったな?」
 レガルトの側近であるドトルが即座に返事をした。
「はい。そのようにございますレガルト様」
 名前を確認したレガルトは頷き質問をした。
「ライル、 罪魔王の件は考えてくれたか?待遇は良くするぞ?」
ライルはついに来たと思い身震いした。
「はい。その件に関してなのですが、是非とも 罪魔王の1人として活躍を上げたいという所存です。」
レガルトは、満足して頷いた。そして、ライルに改めて任を告げた。
「ライル・バーゼガン!貴様を憤怒の魔王として、我に尽くすことを命ず!」
「大魔王レガルト様その任、有難くお受け致します。」
 こうしてライルは、大魔王の幹部である 罪魔王の1人『憤怒の魔王』となったのだ…
 ライルは、少し冷や汗を流しながらもワクワクした気分でいた。
「とうとう魔王城に着いたね」
 だが、ラーシャとカーシャはあまり喋らず固まった様子であった。
 しばらく待つと、誰かが開けた様子もないのに突然門が開いた。ライルたち御一行は、全く動きそうのなさそうな大きさの門がひとりでに動き出したことに、我を忘れ圧巻されていた。
 我に返ったライルは2人の名前を呼び、我に返してから先に進んだ。
 暫く進むと、魔王城のエントランスの様なところに着いた。そこには執事服を着て片眼鏡をした、黒髪の20代ぐらいに見える人が立っていた。
「お待ちしておりました。憤怒の魔王"ライル・バーゼガン”様とその御一行様方。
私、大魔王の側近"ドトル・アドラスト”と申します。
さぁ大魔王"レガルト・デントレティア”様、 罪魔王様方、皆様お待ちですので、私にお掴まりください。」
 ライル達は急に話を進められて戸惑っているものの、いつまでも愚図っている訳にもいかないので言われた通り動いた。すると先程味わった"転移魔法”と同じ感覚を味わい一瞬で視界が切り替わった。
 視界が切り替わった先には、一番奥には若く金髪で青眼の若い少年が足を組み座っており、左右に3人ずつ人が立っていた。
「ドトル、その真ん中の銀髪の子供が件の憤怒か?」
「はい。レガルト様そのようにございます。」
「おい。憤怒の罪装を手に入れた少年、貴様の名を名乗れ。」
 ライルは言われた通りにするしかないと思い、自己紹介?を始めた。
「お初にお目にかかります大魔王レガルト様。私の名前は、ライル・バーゼガンに御座います。また左右の男女は、私の友人にございます。青髪の子が、ラーシャ・バゼルア。白金の髪の子が、カーシャ・バゼルアに御座います。
以後お見知りおきを。」
「ほう…その歳で、側近となるとものがおるか…
まぁ良い。それで、名をライルと言ったな?」
 レガルトの側近であるドトルが即座に返事をした。
「はい。そのようにございますレガルト様」
 名前を確認したレガルトは頷き質問をした。
「ライル、 罪魔王の件は考えてくれたか?待遇は良くするぞ?」
ライルはついに来たと思い身震いした。
「はい。その件に関してなのですが、是非とも 罪魔王の1人として活躍を上げたいという所存です。」
レガルトは、満足して頷いた。そして、ライルに改めて任を告げた。
「ライル・バーゼガン!貴様を憤怒の魔王として、我に尽くすことを命ず!」
「大魔王レガルト様その任、有難くお受け致します。」
 こうしてライルは、大魔王の幹部である 罪魔王の1人『憤怒の魔王』となったのだ…
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