Satan・of・the・Brave

桜花 時雨

第18話 ライルVS悪人のボス ワパス前編

ライルと、悪人のボスは構えていた。

ライルは、無言のまま能力によって手に入れた鎌『憤怒の鎌』を構えており、
悪人のボスは、聖剣『フェイシェス』
を構えていた。


静かな時の中先に動き出したのは、ライルだった。

ライルは悪人のボスに近づき、首がある高さを、目に止まらぬ速度で鎌を薙ぎ払った。

だがボスは死なず、ましてや余裕で笑みを浮かべ剣でガードして突っ立ていた。

なぜなら、さきの剣『聖剣フェイシェス』の能力『衝撃之使』のおかげなのだ。
『衝撃之使』は、衝撃を吸収し、聖剣の所持者の任意で放出することが可能、となる能力だからだ。

「少年、まだまだだですねー」

ライルはその言葉に、何も言いはしないもののライルから溢れ出ていた負のオーラが増加した。

今度は、悪人のボスから動き出しライルに剣を一振した。
それをライルは右に避け、鎌の横薙で反撃をするも苦しく、剣でガードされていた。

「少年、良い動きをしますね。君の名前を名乗ってください」

ライルは、自我が無いため黙ったまま突っ立っていた。

「そうか、君は名乗れなようだね?
じゃあ、私が名乗るとしましょう。
私の名前は、ワパス・ポーティアです。
覚えておいてくださいね」

そう言って、ワパスはまたもや攻め始め、今度は単発ではなく急所を確実に狙い、連続で剣を振るってきた。

ライルは、それを鎌で確実に防いではいるものの、ワパスの攻撃速度について行くのがやっとで防戦一方となっていた。

だが、そこでライルはカウンターを入れて隙をついたものの、ワパスの速さは尋常ではないため、またもや剣でガードされていた。

「やはり、その罪装強いですねー」

そう言ってライルとの距離をとった

「貴方もなかなかやる様ですが、もうお終いです」

ワパスは腰を落とし剣を構えた。
すると、聖剣フェイシェスは白銀に輝き出した。

「このような脅威残しておく訳には行きません。消えてもらいます!!」

ワパスは剣を全力で振るった。
すると、剣から光の刃が飛んでいった。

その光の刃は、ライルに一直線に飛んで行きライルに当たったかと思われたが、光の刃の真中から綺麗に真っ二つに別れて、ライルの後方に飛んでいった。




どうも作者の桜花デーす!
久しぶりの更新となりましたがいかがだったでしょうか?
今回初の戦闘シーンとなりました。
難しいですねー、書いてる時は自分でも、ん?ってなってる時がありました。

良かったらコメントも書いてください。

これからも、サタン・ザ・オブ・ブレイブ
をよろしくお願いします!


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