『勝ったら賞金10億』ゲーム依存者がデスゲームに参加した結果。
挑戦者
 
「...いつからご存知で?」
「そうだな...杉野がGMにゲームの承諾を申し出た時っていったら分かるか?」
「成る程。ですがその時には証拠が無さすぎるのではありませんか?」
証拠か...。あるっちゃあるが、確かに"その時"は証拠が無さすぎるな。
「洞察力っていうのか?相手の表情を見て何かイカサマを仕掛けているってのがわかった。まぁ、あんな露骨に顔に出てたら誰でも分かる気がするけどな」
「イカサマを分かっていてあえて隠した...。表情に出さずに隠したということはポーカーフェイスがお得意のようで?」
「さぁ。顔に出にくいんだろ。んで、ゲームを承諾しに行く時に杉野はイカサマに協力してくれとでも言ったんだろ。なんてたって、イカサマをするのは自由。GMも反対なんてしない」
「まさにその通りです。ルールの裏をついたようでしたが、貴方には無意味だったようで。さて、こんなところで立ち話もあれでしょう。それに、私も次の仕事がありますので」
「...そうだな。んじゃ、俺はこれで」
「よいゲームを」
そういい、GMは軽くお辞儀をし、俺の横を通りすぎて行く。
「..."良いゲーム"、ね...」
それはそうと、全く銃声が聞こえないな。このくらい時間がたてばいい加減ゲームをしていても良いと思うんだが...。 
そう思った矢先...。
バン、と一つ大きな銃声が響く。
俺は銃声がした方へ無意識に目をやっていた。
銃声がしたのは以外とすぐ近くであった。そこには、赤黒く染まった死体と、銃をポケットに入れる一人の男...神崎である。
神崎は人を殺したにも関わらず笑顔を絶やさない。あいつもうSAN値0だろ...。
「楽しいゲームをありがとう。またいつか君とゲームが出来る事を願ってるよ。"いつか"、ね...」
そう呟いているのが聞き取れた。...もう手遅れだろうな。頭のネジが飛んでるんじゃない..."元から無かった"んだろうな、あいつは。
「...あれ、凛君?無事だったんだねぇ」
俺に気付いた神崎は声をかけてくる。
「あぁ。お前もか」
「いやぁ、にしても...もしもお互いこのまま勝ち続けたら殺し会うはめになっちゃうって考えると、なんだか悲しいね。折角仲良くなったのに。絶対にどっちか死んでしまうんだからさ」
「......そんな笑顔で言われてもな」
「ははっ、いきなりこんな事言われたら困るよね。ごめんごめん。ま、お互い頑張ろうね」
そう言い残し、神崎は先程まで見せていた笑顔とは別の、不適な笑みを浮かべその場を去って行った。
「...なんでこう、俺の周りは狂信者しかいないんだろう」
...俺もか。
「さてと...」
俺は何も当たりを見回す。
ゲームをしている者、息を殺して待っている者...沢山居るな。
...このデスゲームでの賢い選択は"待つこと"。誘われたとしても、決定権は誘われた側にある。ある程度人数が少なくなったら参加する。多分これが一番早いな。
...ただ、つまらない。芋るくらいなら凸った方がましだな。
「...三浦さん」
「内容は分かってる。受けてたとう」
「助かります」
彼女はニコッと笑い俺の手を取り、握手をする。
「...仕掛けてくるのが早かったな」
「待ちきれなかったので。フフッ、楽しみですね」
投稿めっさ遅れた...(´・ω・`)すみません(´・ω・`)
謝ってばっかりやね。
はい、豚です。いきなりですが宣伝します。
『死亡フラグTRPGリプレイ』〜頭弱い奴等卓〜
の連載をスタートしました。実際のセッションを元に作っております。ちなみに死亡フラグTRPGの方が連載スピード早いと思います。ふざけんなって感じですね。
更に連載遅くなりますね、作者誰だよ。
すみません...一回作りたかったんです。
豚の人のプライベートが知れるチャンスかもしれませんよ。誰得だよって感じしますけど。
はい、いくらでも叩いて下さい。全部受け止めます。Mじゃないです。
ではまた、次のお話でお会いしましょう!さようなら!
「...いつからご存知で?」
「そうだな...杉野がGMにゲームの承諾を申し出た時っていったら分かるか?」
「成る程。ですがその時には証拠が無さすぎるのではありませんか?」
証拠か...。あるっちゃあるが、確かに"その時"は証拠が無さすぎるな。
「洞察力っていうのか?相手の表情を見て何かイカサマを仕掛けているってのがわかった。まぁ、あんな露骨に顔に出てたら誰でも分かる気がするけどな」
「イカサマを分かっていてあえて隠した...。表情に出さずに隠したということはポーカーフェイスがお得意のようで?」
「さぁ。顔に出にくいんだろ。んで、ゲームを承諾しに行く時に杉野はイカサマに協力してくれとでも言ったんだろ。なんてたって、イカサマをするのは自由。GMも反対なんてしない」
「まさにその通りです。ルールの裏をついたようでしたが、貴方には無意味だったようで。さて、こんなところで立ち話もあれでしょう。それに、私も次の仕事がありますので」
「...そうだな。んじゃ、俺はこれで」
「よいゲームを」
そういい、GMは軽くお辞儀をし、俺の横を通りすぎて行く。
「..."良いゲーム"、ね...」
それはそうと、全く銃声が聞こえないな。このくらい時間がたてばいい加減ゲームをしていても良いと思うんだが...。 
そう思った矢先...。
バン、と一つ大きな銃声が響く。
俺は銃声がした方へ無意識に目をやっていた。
銃声がしたのは以外とすぐ近くであった。そこには、赤黒く染まった死体と、銃をポケットに入れる一人の男...神崎である。
神崎は人を殺したにも関わらず笑顔を絶やさない。あいつもうSAN値0だろ...。
「楽しいゲームをありがとう。またいつか君とゲームが出来る事を願ってるよ。"いつか"、ね...」
そう呟いているのが聞き取れた。...もう手遅れだろうな。頭のネジが飛んでるんじゃない..."元から無かった"んだろうな、あいつは。
「...あれ、凛君?無事だったんだねぇ」
俺に気付いた神崎は声をかけてくる。
「あぁ。お前もか」
「いやぁ、にしても...もしもお互いこのまま勝ち続けたら殺し会うはめになっちゃうって考えると、なんだか悲しいね。折角仲良くなったのに。絶対にどっちか死んでしまうんだからさ」
「......そんな笑顔で言われてもな」
「ははっ、いきなりこんな事言われたら困るよね。ごめんごめん。ま、お互い頑張ろうね」
そう言い残し、神崎は先程まで見せていた笑顔とは別の、不適な笑みを浮かべその場を去って行った。
「...なんでこう、俺の周りは狂信者しかいないんだろう」
...俺もか。
「さてと...」
俺は何も当たりを見回す。
ゲームをしている者、息を殺して待っている者...沢山居るな。
...このデスゲームでの賢い選択は"待つこと"。誘われたとしても、決定権は誘われた側にある。ある程度人数が少なくなったら参加する。多分これが一番早いな。
...ただ、つまらない。芋るくらいなら凸った方がましだな。
「...三浦さん」
「内容は分かってる。受けてたとう」
「助かります」
彼女はニコッと笑い俺の手を取り、握手をする。
「...仕掛けてくるのが早かったな」
「待ちきれなかったので。フフッ、楽しみですね」
投稿めっさ遅れた...(´・ω・`)すみません(´・ω・`)
謝ってばっかりやね。
はい、豚です。いきなりですが宣伝します。
『死亡フラグTRPGリプレイ』〜頭弱い奴等卓〜
の連載をスタートしました。実際のセッションを元に作っております。ちなみに死亡フラグTRPGの方が連載スピード早いと思います。ふざけんなって感じですね。
更に連載遅くなりますね、作者誰だよ。
すみません...一回作りたかったんです。
豚の人のプライベートが知れるチャンスかもしれませんよ。誰得だよって感じしますけど。
はい、いくらでも叩いて下さい。全部受け止めます。Mじゃないです。
ではまた、次のお話でお会いしましょう!さようなら!
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