『勝ったら賞金10億』ゲーム依存者がデスゲームに参加した結果。

豚の人。

一発勝負ポーカー



「...はっ。何であんなツンデレ(笑)みたいな奴に照れなくちゃならん。正気を取り戻せ俺...!」

そう言い、俺は顔をペチンと叩く。

油断は今一番の敵なんだから...。

「おい、そこのあんちゃん」

「......え、俺?」

急に肩をポンと叩かれ、後ろを振り向くと体格が良く白Tシャツを来た丸ハゲの男がそこには居た。

こんな小学生なみの説明で伝わるか分からないが、なんとなくイメージはついただろう。

そして...

「俺とゲームしたいみたいだな」

「お、理解が早くて助かるぜ」

丸ハゲの手にはトランプが握られてる。
正直トランプ系はそこまで俺は詳しくないから自信がない。

俺はずっとネトゲだったからな...。

「えー...それで、どんなゲームをするんだ?ババ抜きとか大富豪とかか?」

「おいおい、冗談じゃねぇぜ。そんな小学生がやるようなやつやらねぇよ」

今俺煽られた?遠回しにガキだなお前って言われた?殴りたいんだが。

「まぁ、内容だけでも聞いてくれよ。で、あんちゃん...名前は聞いたことあるだろうが、ポーカーって知ってるか?」

「5枚の手札の組み合わせで、カードの強さをきそうトランプゲーム...だよな。遊び方は知ってる」

「そりゃ良かった。本来5回やって勝利数の多いやつの勝ちなんだが、今回は違う。一本勝負のポーカーだ。ま、俺が昔よくやってたやつだな。単純に運が試される」

「成る程な...。配るのはGMか」

「あぁ。だから安心してくれ」

「......分かった。先に名前を聞いていいか?」

さすがにあんちゃんなんて呼ばれるのは嫌だからな。

「俺は杉岡 勝すぎおか まさるだ。あんちゃんは?」

「三浦 凛だ。それじゃあ、杉岡はGMに行け」

「ははっ、分かってるさ。三浦、仲良くやろうな」

「...おう」

そう言い、杉岡 勝と名乗る男はトランプを 机に置いていき、軽い足取りでGMの元へ向かって行く。

「...さて、小細工でもしとくかな」

俺はスッとトランプからカードを取り出す。

「.........やっぱりな」

俺はそう呟き、トランプをまた箱へ戻す。

その数秒後、杉岡はGMを連れこちらへ帰って来た。

「今回GMを勤めさせて頂きます。よろしくお願い致します」

「.........よろしく」

相変わらずピエロの仮面を被っていて表情が読めない。

「それじゃあ始めようか。さ、GMさんよ。カードを配ってくれ」

「はい。それでは、5枚カードをお配りします」

GMはカードをしっかりとシャッフルし、5枚配る。

「さて...勝利の女神はどっちに微笑むのか。三浦、今どんな気持ちだ?」

「そうだな...。.........面白いなって」

「面白い?このゲームが面白いと思ってるのか。変わり者だな」

「いや、ゲームの方じゃない。あんたが面白いなって思っただけだよ」

「俺が?ははっ、褒め言葉ってことで良いんだな?」

「おう」

...まぁ、正直このゲーム自体は面白くはないのは事実。そして、こいつの何が面白いかって...。

「それでは、カードを確認せずに一斉に開きます。よろしいですか?」

『あぁ』

「...では、合図の後に手札を開いて下さい。...show down!」

二人の手札が開かれる。

開かれた手札には...


「ロイヤルストレートフラッシュ...?」





焼き土下座します。ほんとに、ほんとに。(大事な事なので以下略)

マイペース投稿なので許して下さい 

そして、今回ポーカーについては詳しく説明をしていませんでした。「分かりにくい!ポーカーとか分からない!」という方はGoogleなどで調べる事をおすすめします。すみませんm(__)m


(あと普通にアイコン可愛くn((蹴)


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