異世界に転移しちゃったよ〜鬼の力で異世界無双〜

guju

五龍会

 それは、5000年ほど前。
 この世界には、十二の神によって統一されていた。
 
智ノ神  オールスハイム
鬼ノ神  シキ
鍛冶ノ神   テルクホルスト
武ノ神      バルフィスト
魔ノ神     ナヴァマトゥ
生命ノ神   エイルアウル
創造ノ神  クェイルフォンス
遊戯ノ神   ミミクリンクス
戦ノ神      ヴェルキュー  
大地ノ神   グラートサンド
時空ノ神    シグレ
死ノ神   デュールバル

 世界が生まれてすぐの頃は、どの神もが均等に充実した日々を送っていたのだが。
 年月が経つにつれ神の中にも差が生まれ始め、無意識のうちに神のランクがついていった。

 そのランクは、各々の力ではなく人々のどれだけ必要とされているか。

 それをよく思わなかったのは、力ありながらも下位のランクにいた神達。
 ただでさえプライドの高い神達が、その必要性のみで判断され自らより上に立ちそして、自らへと指図をする。

 そんな屈辱的な日々の繰り返しの末、引きおきたのは戦争だった。


 序列一位の智ノ神 を筆頭とした
鬼ノ神  
 鍛冶ノ神 
武ノ神     
魔ノ神    
生命ノ神   

序列八位の創造ノ神を筆頭とした反乱軍。
創造ノ神  
遊戯ノ神  
戦ノ神     
大地ノ神   
時空ノ神      
死ノ神     

 反乱軍の神は、皆それぞれが人々に知れ渡ることの無い神だったのだ。
 どの神も必要不可欠であるのにも関わらず、縁の下の力持ちとなっていた神たちが一斉に反乱した。

 が、序列十二位の鬼ノ神だけは違った。
 彼は、自ら親睦の深かった智ノ神の元へとついたのだ。

 そして、どの神よりも強い力を持つ鬼ノ神は、全ての反乱軍を殺した。

 代替わりを果たした反乱軍の神は、智ノ神を筆頭とした正規軍に吸収され、智ノ神を唯一神としこの世界に平穏を呼び戻した。

 

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