異世界に転移しちゃったよ〜鬼の力で異世界無双〜

guju

五龍会

 目の前の景色が一転し現れたのは重厚な扉であり、その前には2人の護衛が腰に剣を携えて立っていた。
 俗に言う、転移魔法というやつを体験出来たらしい。

「驚かせてしまい申し訳ございません。こちら、転移魔法により本部までお越しいただきました」
「気にするな、転移魔法は知っている」

 厳密には、知識としてもちあわせていると言うだけだが。
 だとしても、恐らくだが俺も転移魔法を使えるだろう。
 こんど、1度実践してみるのもいいかもな。

「この奥で、会長がお待ちになっています。くれぐれもご失礼の無いようにお願い致します」
「あぁ、善処しよう」

 そんなの、向こうの出方次第なのだがな。
 いくらこちらが気をつけても、向こうの対応が悪ければ無礼を働いても仕方ない事だ。

「では、後ほど」

 そう言うと、男は転移魔法でその場から直ぐに離れた。
 護衛の男達が、重量が見て取れるその扉をゆっくりと開いた。

 俺は、中に入る。

「よくぞまいられた、異界のあだびとよ」

 部屋の奥から聞こえるその重圧な声に、いや、その内容に俺は驚きをおぼえる。

「何故それを知っている? 」
「そう慌てるでない。まずは、自己紹介をしようじゃないか」

 それもそうだな。お偉いさんの名前くらい知っておかなければ、間違って粗相を働くかもしれない。

「我のなはグルード。五龍会会長の座についておる」
「シキだ。なぜ知っているのかは知らんが、俺は異世界からの転移者だ」
「ふむ、誠であったとは、分かっていてもその珍しさには、ついつい手を出してしまいたくなるな」

 なんか怖いやつだ。
 なに、ついつい手をって、このオッサンはゲイなのか? 

「シキよ、今失礼なことを考えてはおらぬかったか? 我は同性愛者ではなかろうぞ。ただ、物珍しい者がいたから、手元に置いておきたかっただけだ」

 うん、それもなかなかやばい。
 流石の権力者と言おうか実力者と言おうか、発想が既に俺の常識とは逸脱している。

「で、そろそろ話してくれないか? 」
「うむ、そうだったな。先ずは、少し昔話をしよう」

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