異世界に転移しちゃったよ〜鬼の力で異世界無双〜
五龍会
俺は、職員から受け取った合格と書かれた紙を受け付けに渡した。
「合格、おめでとうございます。では、ギルドカードを発行致しますので、今暫くお待ちくださいませ」
「分かった」
冒険者ギルドの受付嬢と言うのは、例外なく美人なものなのだろうか。
少なくとも、このギルドの受付嬢の顔面偏差値はそこら辺のアイドルと同程度――あるいはそれ以上か。
そんなくだらないことを考えていると、どうやら発行が完了したようだ。
「シキさん、ですね。こちら、ギルドカードでございます。紛失時の再発行は高額ですので、くれぐれも無くさないようにお願いしますね」
「勿論だ。それで、依頼を受けたいんだが」
「依頼ですか? でしたら、そちらの掲示板から」
「いや、そうじゃない。恐らく、本部から俺宛に指名依頼が来ているはずなんだが」
「指名依頼ですか? 流石にそれはありませんよ。新米冒険者に指名依頼なんて」
「いや、でもな……」
「あまりからかわないでください! 問題行動として報告しますよ? 」
一向に態度を変えない受付嬢に、段々と腹が立つ。
それほど怒ることでもないのだろうが、わざわざ其方からの依頼に答え、必要も無いギルド登録を行ったのにも関わらず……。
「そうか、もう良い。上に伝えておけ、依頼の話は無かったことにと」
「はぁ……。いつまでもふざけてないで、早くお帰りください」
呆れたように言う受付嬢を見て思う。
俺の方が呆れていると。
俺は、大きなため息を吐きながらギルドを後にした。
「合格、おめでとうございます。では、ギルドカードを発行致しますので、今暫くお待ちくださいませ」
「分かった」
冒険者ギルドの受付嬢と言うのは、例外なく美人なものなのだろうか。
少なくとも、このギルドの受付嬢の顔面偏差値はそこら辺のアイドルと同程度――あるいはそれ以上か。
そんなくだらないことを考えていると、どうやら発行が完了したようだ。
「シキさん、ですね。こちら、ギルドカードでございます。紛失時の再発行は高額ですので、くれぐれも無くさないようにお願いしますね」
「勿論だ。それで、依頼を受けたいんだが」
「依頼ですか? でしたら、そちらの掲示板から」
「いや、そうじゃない。恐らく、本部から俺宛に指名依頼が来ているはずなんだが」
「指名依頼ですか? 流石にそれはありませんよ。新米冒険者に指名依頼なんて」
「いや、でもな……」
「あまりからかわないでください! 問題行動として報告しますよ? 」
一向に態度を変えない受付嬢に、段々と腹が立つ。
それほど怒ることでもないのだろうが、わざわざ其方からの依頼に答え、必要も無いギルド登録を行ったのにも関わらず……。
「そうか、もう良い。上に伝えておけ、依頼の話は無かったことにと」
「はぁ……。いつまでもふざけてないで、早くお帰りください」
呆れたように言う受付嬢を見て思う。
俺の方が呆れていると。
俺は、大きなため息を吐きながらギルドを後にした。
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