異世界に転移しちゃったよ〜鬼の力で異世界無双〜

guju

五龍会

俺は、先程手に入れた硬貨をポケットの中でジャラジャラと響かせながら、人混みの多い市場を歩いていた。

「それにしても、金が手に入るとは意外だったな。バスキングとはこういうものなのだろうか」

そんなわけがあるかと、誰もが言いたくなるだろうが生憎そんな相手はいない。
ここは異世界だ、言葉の意味すら理解されないだろう。

いや、そんなことはどうでもいいかと、美味そうな匂いがする屋台があったので、先程の金で買ってみようかと立ち寄った。

「なぁ、これ1つくれないか? 」
「はいよ! リュヌ銅貨3枚ね」
「これか? 」

ポケットから幾枚か取り出した硬貨の中から茶色いものを取り出す。
銅の色である程度の判断は出来る。

「はい、銅貨1枚だからリュヌ銅貨7枚のお返しね。それと、火炎牛の串焼きね」

そう言うと、一回り小さい銅貨と大きな肉が串に3つ程刺さったものを手渡された。

「ありがとう」

店から少し離れて、早速1口かじる。
甘辛いタレと、溢れ出す肉汁がとても美味しい。

大きかった串肉はあっという間に完食してしまった。

「銅貨はだいたい1000円くらいの感じなのか? 」

串肉が300円とすれば、少し安いがこの世界観ならばさほど不思議ではない。
それに、リュヌ銅貨が7枚帰ってきたことから、10枚でどうか1枚と同等の価値だと言う推測は容易であった。

「街に出てみれば、分かることもあるのだな」

もうそろそろ帰ろうと、来た道を引き返し始めた。

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