プロローグ 若きローダー『カイト』

酒場兼ハンター登録所

ロザリー「という訳だ」

「いや、あの俺がやらないといけないんですか？？？」

ロザリー「あぁ、むしろ君しか出来ない」

ロザリー「頼まれてくれるか？？？」

ロザリー「このバベルで適性があるのは、『カイト』.....君だけだ。やってくれないと困る」

カイト「そこまで言うのならやります.....」

ロザリー「ありがとう、早速だが君のそばで働いてみたいと言う2人のハンターが来ている」

カイト「え、はやくないですか？」

ロザリー「ローダーのもとでハンターが出来るってのは光栄な事だからな」

ロザリー「これからも沢山のハンターが君の事を尋ねてくるだろう」

カイト「マジですか.....」

？？？「まぁ、一緒に頑張っていこうぜ」

？？？「その通りです、私達と共に行きましょう！」

カイト「えっと、誰ですか？」

？？？「俺の名前はアーベル、こっちはユニスだ」

ユニス「カイトさん、よろしくお願いしますね」ﾆｺｯ

カイト「は、はぁ.....」

ロザリー「紹介する手間が省けたな、そっちの2人が君と共に働きたいと言っていたものだ」

カイト「この2人が？？？」

アーベル「あぁ、ローダーなんて1人しか居ないからな」

カイト「そうなんですね〜.....」

ユニス「そんなに固くならなくて良いですよ」ﾆｺｯ

カイト「あ、うん.....」

ユニス「一緒に頑張っていきましょう！」

カイト「まぁ、出来る限り頑張るよ」



そう言って1人の男がローダーとして活躍する物語の幕が開けたのであった.....



※バベル  この世界にある人類や亜人、その他の者が住んでいる街のこと

※ローダー   ハンターの能力を最大限に引き出すことが出来る能力を持つ者が出来る職業(ほぼ強制)

※ハンター   バベル内の治安や秩序を保ちつつバベル外への遠征や出撃を仕事としている職業でアークに適正を持つものしかハンターにはなれない

※アーク  この世界にいる魔物や一部の地域に存在する未知の物質。適性がないと突然変異を起こし魔物になったりそのまま死んでしまったりする危険なもの。