2.5D/リアル世界の異世界リアル
第20話
20
瞼の裏にチクリと刺すような眩しさだった。
俺は閉じたままの両目を強く擦ると、その痛みを振り切るように目覚めた。
「ここは……。保健室か……?」
ベッド脇の窓から注ぐ西日でオレンジ一色に染まった部屋だった。薬品の臭いが充満しているから、学園の保健室で合っているのだろう。
「はい。ようやく起床ですか」
そして窓の反対側には、トピアがパイプ椅子に腰をかけ、本を読んでいた。
「お前……。ずっと付き添っててくれたのか?」
「いえ。2回ほどトイレのため席を外しました」
「それはノーカンだろ。……くそ、まだ脳が揺れてる感覚がする」
しかしながら頭は正常に機能していた。
俺は妹―――熾兎にセクハラ発言をし、顎を足蹴りされた最期を思い出す。
ぐうの音も出ないほど俺の自業自得なわけだが、それにしたって顎を狙ってくると思わなかった……。
「アイツ……。妹はどうした?」
「あの後すぐに授業に戻りましたよ。君が白目を剥いて倒れても、素知らぬ顔で」
「……、奇姫とはえらい違いだなぁ……」
俺は苦笑いを浮かべた。それに対しトピアは無表情のまま、
「それと彼女にはこのように伝えておきました。武闘大会に向けて特訓中だった。君が授業をサボったのは、わたしが無理にお願いしたからです、と」
「え? 逆だろ?」
「はい。わたしが教える側で、君が教わる側です。しかしそうしておかなければ彼女は君を許さなかったと思いますよ?」
「確かにアイツは許さなかったかもしれないが……。納得はしないだろ」
先輩後輩という上下関係からもそう、実際の実力だってそうだ。トピアは武闘大会で何度も優勝している。俺から教わるなんて荒唐無稽な話だ。
「いえ。納得してくれました。手合せの噂が功を奏したんです。まぁかなり大きな賭けではあったんですけどね。鬼ごっこを見られていないことが大前提でしたし」
「そうか……。アイツも噂を知ってたのか」
「彼女は『近い実力の者同士で共に高め合おう』といった感じで受け止めたのでしょうね。疑っている様子はありませんでしたよ」
「ってか、俺の妹だったらお前より俺のこと知ってるはずだよな。俺が強いってのは噂じゃなく事実として把握してるんじゃないか?」
同じ学校に在籍している兄妹なんだし、兄の本当の実力は知っていてほしいものだが。
「それがですね―――『へぇ、やっぱりタワシって結構強いんですか。でもあたしよりは強くないでしょうね。ま、来週の武闘大会で全部わかることですよ。当然勝ち進んでくるでしょうし、楽しみにしておきます』……と。彼女は言ってました」
「おう……おう」
「なので噂で聞き及んでいるだけかと」
「うん、そうだな。でもいいよな、今はそんなこと」
当然勝ち進んでこないだろ……。
「俺、初戦で負けるんだよな?」
「はい。負けてもらいます。勝てたとしても負けてもらわないと困ります」
「だよな」
「噂がデマだったと判明して、ますます妹さんから軽蔑されるとしても、初戦敗退は絶対です。兄のプライドは諦めて棄ててください」
「……ああ」
厳しく言ってくるトピア。……まぁ、な。そもそも俺、熾兎の兄である実感がないから、このモヤモヤはすぐに晴れるんだと思う。
(けど、あれだけ兄を忌み嫌ってる熾兎を見返してやりたいって気持ちは、消えない気がしてならないんだよな……)
「全力で戦ったように見せるための特訓は、続けるんだよな?」
「もちろんです。ただし明日と明後日の授業だけは出席してください。さすがに3日連続の欠席はマズいので」
「んん? まるで来週はサボってもいいみたいな風に聞こえるぞ?」
「というより来週は授業がありません。生徒は皆準備期間になります。大会運営も生徒がするんですよ。先生方は基本的に関わらないんです」
「おぉ、放任主義とかラノベっぽいな」
これを言ったら身も蓋もないんだろうが、著者の立場からすれば大人キャラを出すのがメンドくさいんだろう。だから放任主義とか自由な校風って設定で誤魔化してるわけだ(推理)。
「30分ほど前にここに来た大和先生にも約束しておきました。残り2日間はしっかり君を授業に出席させると」
「すでに確定事項なのか」
「ちなみに大和先生、今後は妹さんを利用して君を更生させるつもりですよ。妹さんも喜んで同意してくれたとのことです」
「あぁ、そういや『こちらにも考えがある』とか言ってたしなー」
熾兎なら家族なんだし暴力で俺を罰せられる。……ふぅ。色々と萎えてきた。ラノベ主人公も楽じゃないな。
「それと大和先生に協力してもらって憑々谷君の下駄箱がどこにあるのか調べておきました。内履きはそこに置いてあります」
「……え?」
言われて俺はベッドの下を見ると、そこには一足の靴が汚れたまま揃えてあった。
「察するに、内履き洗ったというのは奇姫に怪しまれないための嘘だったんですね?」
「あー、騙してすまん」
「謝ることないですよ。むしろ君のそんな事情すら気づけず、早々と1人で屋上から空間移動してしまったわたしが恥ずかしくて申し訳ないです」
「…………っ!」
うん。たった今、自覚してしまった。
―――俺、トピアに惚れたっぽい。
そりゃ最初の印象は良くなかったけど。でもそれだけだ。俺を大事に考えて行動してくれている現在のトピアは、とても優しくて強くて愛らしい。
「? なぜ黙るのですか?」
「な、なんでもない……」
俺はトピアから目を逸らす。……やばい、さすがに直視無理だ。顔真っ赤だよ俺。西日のおかげでバレないで済んでると信じたいところだ。
「そ、それよりさっきの特訓はどうだったんだ? 鬼ごっこクリアはならなかったが……」
「クリアしろとは言ってません。鬼ごっこの目的は、君の基礎体力、状況判断力、あとは本当に君が異能力を使えないのか調べるためでしたし」
指を立てながらトピアは打ち明けた。すると今度はそれらを折りながら、
「体力は少し問題ですね。女子より低いかもしれません。頭は人並みには回るようです。わたしの発効限界を計算しようとしていましたし。異能力は本当に使えないようですね。使えたのだったらわたし、結果として脚をスリスリされていたと思いますから。寒気がします」
……寒気て。
その一言、芽生えたばかりの俺の恋心にダイレクトアタックなのだが……。
(ん!? てか待てよ俺、冷静になれ! そもそもトピアって……ツンデレだったじゃないかっ!?)
そうだ! つまり寒気とか言ってるのは照れ隠しだ! 本音は俺にスリスリもペロペロもして欲しかったに違いない!
そうとわかれば話は早い。
これは俺の持論だが、ツンデレキャラは大抵、押し返しに弱いのだ。
例えばヒロインの『別にアンタのためなんかじゃ、ないんだからねッ』というベタ台詞に対し、主人公が『いや! 俺のためにしてくれたんだろ!』なんて強気に言い返したとしよう。
するとヒロインはその押し返しに負け、『……そ、そうよ悪い? アンタのこと……好きになっちゃったんだから……』と、いやにしおらしくなるのだ。
これはあくまで俺の持論に過ぎない。だがツンデレキャラを攻略対象とするシナリオは突き詰めるとこんな具合になっていると思う。
だからツンデレキャラには『別にアンタ好きじゃない→いやお前俺好きだろ→はいアンタ大好きです』という最短攻略が可能だ。
あぁ、今やってやる。
両想いとわかっててすぐ動かないのでは、男が廃ってしまうだろ(奮起)。
「なぁトピア。お前前に職員室で俺のこと別に好きじゃないって言ったよな」
「はい。それがどうかしたんですか?」
真剣な俺の眼差しにトピアが目を丸くしていた。
俺は少し間を置き、やや演技がかった調子で口を紡ぐ。
「あれって嘘だろ。本当は俺のこと好きなんだよな、そうなんだろ?」
「えっと、憑々谷君? ですからわたしは―――」
「待て! 少しは考えろ! またお前はそうやって自分の気持ちを偽るのか? それでいいのかよ!」
「……、あ、あの」
トピアの肩が僅かに上がっている。
やはり俺の押しに動揺しているのだろう。もう一息だ!
「俺はなぁ、お前に幸せになって欲しいと思ってるんだよ! 俺がその幸せを与えてやりたいとも思ってるんだよ! だからあとはお前のたった一言だ! たった一言でお前は幸せになれるんだよ! どうだ、俺にここまで言わせておいてお前はそれでも素直になれないのか!?」
「…………憑々谷君」
おぉ、トピアの頬が赤くなってる……気がするぞ!
(ったく、つくづく思うんだがラノベ主人公もヒロインも可哀想だよな。こんな風に恋のために早く動くことができないんだからさ。そのくせ客観的に見たら『できてる』シーンばっかなのに、毎回大人の事情でうやむやにされるだろ?)
俺含め読者からしたらその簡単に結ばれないもどかしさがいいんだろうけど、当事者達の立場になって考えれば拷問でしかない。
「トピア、改めて質問するぞ……。お前、俺のこと好きなんだよな……?」
俺はラノベ主人公だ。でもこのラノベ世界の創作キャラじゃない。本物の人間だ。
自由意志を持つ俺だったら、出会ってすぐに付き合うことも、次の日を朝チュンにすることだって可能。その意味では最強のラノベ主人公だ。
さぁ、好きと言えトピア。ツンデレなんて呪われた鎧は脱ぎ捨ててしまえ。脱ぎ捨てたら俺の胸に飛び込んでこい!
「―――わたし、婚約者がいるんですが」
……、
…………、
……………………、はっ、なるほどね。
瞼の裏にチクリと刺すような眩しさだった。
俺は閉じたままの両目を強く擦ると、その痛みを振り切るように目覚めた。
「ここは……。保健室か……?」
ベッド脇の窓から注ぐ西日でオレンジ一色に染まった部屋だった。薬品の臭いが充満しているから、学園の保健室で合っているのだろう。
「はい。ようやく起床ですか」
そして窓の反対側には、トピアがパイプ椅子に腰をかけ、本を読んでいた。
「お前……。ずっと付き添っててくれたのか?」
「いえ。2回ほどトイレのため席を外しました」
「それはノーカンだろ。……くそ、まだ脳が揺れてる感覚がする」
しかしながら頭は正常に機能していた。
俺は妹―――熾兎にセクハラ発言をし、顎を足蹴りされた最期を思い出す。
ぐうの音も出ないほど俺の自業自得なわけだが、それにしたって顎を狙ってくると思わなかった……。
「アイツ……。妹はどうした?」
「あの後すぐに授業に戻りましたよ。君が白目を剥いて倒れても、素知らぬ顔で」
「……、奇姫とはえらい違いだなぁ……」
俺は苦笑いを浮かべた。それに対しトピアは無表情のまま、
「それと彼女にはこのように伝えておきました。武闘大会に向けて特訓中だった。君が授業をサボったのは、わたしが無理にお願いしたからです、と」
「え? 逆だろ?」
「はい。わたしが教える側で、君が教わる側です。しかしそうしておかなければ彼女は君を許さなかったと思いますよ?」
「確かにアイツは許さなかったかもしれないが……。納得はしないだろ」
先輩後輩という上下関係からもそう、実際の実力だってそうだ。トピアは武闘大会で何度も優勝している。俺から教わるなんて荒唐無稽な話だ。
「いえ。納得してくれました。手合せの噂が功を奏したんです。まぁかなり大きな賭けではあったんですけどね。鬼ごっこを見られていないことが大前提でしたし」
「そうか……。アイツも噂を知ってたのか」
「彼女は『近い実力の者同士で共に高め合おう』といった感じで受け止めたのでしょうね。疑っている様子はありませんでしたよ」
「ってか、俺の妹だったらお前より俺のこと知ってるはずだよな。俺が強いってのは噂じゃなく事実として把握してるんじゃないか?」
同じ学校に在籍している兄妹なんだし、兄の本当の実力は知っていてほしいものだが。
「それがですね―――『へぇ、やっぱりタワシって結構強いんですか。でもあたしよりは強くないでしょうね。ま、来週の武闘大会で全部わかることですよ。当然勝ち進んでくるでしょうし、楽しみにしておきます』……と。彼女は言ってました」
「おう……おう」
「なので噂で聞き及んでいるだけかと」
「うん、そうだな。でもいいよな、今はそんなこと」
当然勝ち進んでこないだろ……。
「俺、初戦で負けるんだよな?」
「はい。負けてもらいます。勝てたとしても負けてもらわないと困ります」
「だよな」
「噂がデマだったと判明して、ますます妹さんから軽蔑されるとしても、初戦敗退は絶対です。兄のプライドは諦めて棄ててください」
「……ああ」
厳しく言ってくるトピア。……まぁ、な。そもそも俺、熾兎の兄である実感がないから、このモヤモヤはすぐに晴れるんだと思う。
(けど、あれだけ兄を忌み嫌ってる熾兎を見返してやりたいって気持ちは、消えない気がしてならないんだよな……)
「全力で戦ったように見せるための特訓は、続けるんだよな?」
「もちろんです。ただし明日と明後日の授業だけは出席してください。さすがに3日連続の欠席はマズいので」
「んん? まるで来週はサボってもいいみたいな風に聞こえるぞ?」
「というより来週は授業がありません。生徒は皆準備期間になります。大会運営も生徒がするんですよ。先生方は基本的に関わらないんです」
「おぉ、放任主義とかラノベっぽいな」
これを言ったら身も蓋もないんだろうが、著者の立場からすれば大人キャラを出すのがメンドくさいんだろう。だから放任主義とか自由な校風って設定で誤魔化してるわけだ(推理)。
「30分ほど前にここに来た大和先生にも約束しておきました。残り2日間はしっかり君を授業に出席させると」
「すでに確定事項なのか」
「ちなみに大和先生、今後は妹さんを利用して君を更生させるつもりですよ。妹さんも喜んで同意してくれたとのことです」
「あぁ、そういや『こちらにも考えがある』とか言ってたしなー」
熾兎なら家族なんだし暴力で俺を罰せられる。……ふぅ。色々と萎えてきた。ラノベ主人公も楽じゃないな。
「それと大和先生に協力してもらって憑々谷君の下駄箱がどこにあるのか調べておきました。内履きはそこに置いてあります」
「……え?」
言われて俺はベッドの下を見ると、そこには一足の靴が汚れたまま揃えてあった。
「察するに、内履き洗ったというのは奇姫に怪しまれないための嘘だったんですね?」
「あー、騙してすまん」
「謝ることないですよ。むしろ君のそんな事情すら気づけず、早々と1人で屋上から空間移動してしまったわたしが恥ずかしくて申し訳ないです」
「…………っ!」
うん。たった今、自覚してしまった。
―――俺、トピアに惚れたっぽい。
そりゃ最初の印象は良くなかったけど。でもそれだけだ。俺を大事に考えて行動してくれている現在のトピアは、とても優しくて強くて愛らしい。
「? なぜ黙るのですか?」
「な、なんでもない……」
俺はトピアから目を逸らす。……やばい、さすがに直視無理だ。顔真っ赤だよ俺。西日のおかげでバレないで済んでると信じたいところだ。
「そ、それよりさっきの特訓はどうだったんだ? 鬼ごっこクリアはならなかったが……」
「クリアしろとは言ってません。鬼ごっこの目的は、君の基礎体力、状況判断力、あとは本当に君が異能力を使えないのか調べるためでしたし」
指を立てながらトピアは打ち明けた。すると今度はそれらを折りながら、
「体力は少し問題ですね。女子より低いかもしれません。頭は人並みには回るようです。わたしの発効限界を計算しようとしていましたし。異能力は本当に使えないようですね。使えたのだったらわたし、結果として脚をスリスリされていたと思いますから。寒気がします」
……寒気て。
その一言、芽生えたばかりの俺の恋心にダイレクトアタックなのだが……。
(ん!? てか待てよ俺、冷静になれ! そもそもトピアって……ツンデレだったじゃないかっ!?)
そうだ! つまり寒気とか言ってるのは照れ隠しだ! 本音は俺にスリスリもペロペロもして欲しかったに違いない!
そうとわかれば話は早い。
これは俺の持論だが、ツンデレキャラは大抵、押し返しに弱いのだ。
例えばヒロインの『別にアンタのためなんかじゃ、ないんだからねッ』というベタ台詞に対し、主人公が『いや! 俺のためにしてくれたんだろ!』なんて強気に言い返したとしよう。
するとヒロインはその押し返しに負け、『……そ、そうよ悪い? アンタのこと……好きになっちゃったんだから……』と、いやにしおらしくなるのだ。
これはあくまで俺の持論に過ぎない。だがツンデレキャラを攻略対象とするシナリオは突き詰めるとこんな具合になっていると思う。
だからツンデレキャラには『別にアンタ好きじゃない→いやお前俺好きだろ→はいアンタ大好きです』という最短攻略が可能だ。
あぁ、今やってやる。
両想いとわかっててすぐ動かないのでは、男が廃ってしまうだろ(奮起)。
「なぁトピア。お前前に職員室で俺のこと別に好きじゃないって言ったよな」
「はい。それがどうかしたんですか?」
真剣な俺の眼差しにトピアが目を丸くしていた。
俺は少し間を置き、やや演技がかった調子で口を紡ぐ。
「あれって嘘だろ。本当は俺のこと好きなんだよな、そうなんだろ?」
「えっと、憑々谷君? ですからわたしは―――」
「待て! 少しは考えろ! またお前はそうやって自分の気持ちを偽るのか? それでいいのかよ!」
「……、あ、あの」
トピアの肩が僅かに上がっている。
やはり俺の押しに動揺しているのだろう。もう一息だ!
「俺はなぁ、お前に幸せになって欲しいと思ってるんだよ! 俺がその幸せを与えてやりたいとも思ってるんだよ! だからあとはお前のたった一言だ! たった一言でお前は幸せになれるんだよ! どうだ、俺にここまで言わせておいてお前はそれでも素直になれないのか!?」
「…………憑々谷君」
おぉ、トピアの頬が赤くなってる……気がするぞ!
(ったく、つくづく思うんだがラノベ主人公もヒロインも可哀想だよな。こんな風に恋のために早く動くことができないんだからさ。そのくせ客観的に見たら『できてる』シーンばっかなのに、毎回大人の事情でうやむやにされるだろ?)
俺含め読者からしたらその簡単に結ばれないもどかしさがいいんだろうけど、当事者達の立場になって考えれば拷問でしかない。
「トピア、改めて質問するぞ……。お前、俺のこと好きなんだよな……?」
俺はラノベ主人公だ。でもこのラノベ世界の創作キャラじゃない。本物の人間だ。
自由意志を持つ俺だったら、出会ってすぐに付き合うことも、次の日を朝チュンにすることだって可能。その意味では最強のラノベ主人公だ。
さぁ、好きと言えトピア。ツンデレなんて呪われた鎧は脱ぎ捨ててしまえ。脱ぎ捨てたら俺の胸に飛び込んでこい!
「―――わたし、婚約者がいるんですが」
……、
…………、
……………………、はっ、なるほどね。
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