異世界転生したらチートでした

有林 透

冷酷

「———なんだから、もうこんなことしないでよね!分かった⁈」

ただ今、絶賛正座中で怒られています。なんやかんや30分くらい説教されました………。

「はい。わかりました。以後気をつけます」

俺が怒られていた間に、連れてきた2人はアンナとアリアに寄って寝室に連れていかれていたようだ。

「はい。じゃあ礼二くんは店番に戻って!まだ品物買えてない人もいるだろうから早く!」

花蓮に急かされ、店を開店しに行った。

 はい。こちら現場の礼二です!このお店には、沢山のお客さんが来るというのできてみました!店主の礼二さん!質問しても大丈夫でしょうか!
 はい!大丈夫です!なんでしょうか!
このお店はとても繁盛していますが、ここまで繁盛させる秘訣はなんでしょうか⁈
  それはですね!『創造魔法』を使って、大量複製することで、安価で購入が可能なので、高価なものも安く提供できるのでそれのおかげですかね!
おぉ!それは凄いですね!それでは、お仕事頑張ってください!

なんて脳内インタビューをしていたら、すべて売り切れていた。しかも、そんなことをしている間にエリクサーが2本も売れていたそうだ。

「オラァ!金出せや!」

金の集計をしていると、身長が2メートルくらいある巨漢が現れた。冒険者といったところだろうか。背中に大剣を背負い、腰には短剣を指している。首元をみると、間抜けにもギルドカードを首にかけており、ランクはCだった。さしずめ、金がなくなってここにきたところだろう。
 さて、ウィンチェスターM1300を使うか…。硬化魔法で店をショットガンで耐えられる硬さにするだろ。後、空間魔法で音が聞こえないようにして、汚れないように風魔法で制御して…。

ズンッ!

ガラン     ドサッ

男の大剣が落ち、1つの死体が出来上がった。

「今思ったが、この世界に来てから3人も殺してるんだな…」

そう、ふと思い、考えにふけった。俺は神になったからだろうか、悲しいという感情が欠如したのか…。それとも、全ての感情が欠如したのか…。ま、明日の仕込みを済ませて家に帰るか。


帰宅!

俺も含めた4人とも、あの激動の5時間に疲れた為、特に喋らず、俺の出した食事を黙々と食べて、泥のように眠った。

「ご主人様。朝です。起きてください。今日はギルドの方から手紙が来てますよ」

「ふわぁ〜。おはよう。ちょっとその手紙読んでくれる?」

「はい。かしこまりました」

アンナのメイド術にも磨きがかかってきたな。これだったら、別に王宮で働いてもいけるくらいだろう。

「では、読みますね。『おう、礼二!昨日は忙しかったそうだな!しかもエリクサーも売っていたようだな。できれば2、3本ギルドに売って欲しいんだ。いい返事を待ってるぞ。

オズト』だ、そうです」

へぇ、ギルマスの名前ってオズトって言うのか………。じゃあ、これからオズトのおっさんだな!

「ありがとう、じゃあ飯食ったら行くか」

そして、アンナと一緒に食堂に行った。

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