異世界転生したらチートでした

有林 透

礼二の過去…

〜〜〜六月〜〜〜


ガヤガヤと、向こうの教室から聞こえてきた。
「はい。では今日はこれで終わります。
ありがうございました。」


「「「ありがとうございました!」」」


あぁ。うるさい。寝れないじゃないか。
ん?またこいつか、毎度毎度なんで絡んで来るんだ?分からない。


「おい!お前何寝てんだよ!起きろ!」


「チッ。何だ?何か用でもあるのか?」


そう言うと急に殴ってきた。遅い。だかこれを避けると悪目立ちするなぁ。面倒くさい。


「ぐはっ!」


「無能のくせに調子乗ってんじゃねぇぞ!このクソが!」


やっとどっかに行ってくれたか。よしまた寝るか。


「何また寝ようとしてるの!授業ちゃんと聞きなさい!」


この今注意しに来たのは森下花蓮もりしたかれん、一応幼馴染なんだが、こいつのせいでいじめに遭っている。
この学校のアイドルだから、その周りに俺みたいな奴がいるとイライラするんだろうな。


「はいはい、わかりましたよ。」


「本当に?」


「あぁ」


「それならいいよ♪」


「おい、お前放課後屋上に来い」


また面倒くさい事が起きる。











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