聖戦
第19話 無能の将
右軍敵大将デンスリーが全軍を率いて出陣したのである。
「敵の総大将ラグベルトの首をとれーっ!」
「オォーッ!」
だが、ラグベルトの錬金術には敵わなかった。ラグベルトがふと腕を振るだけで敵兵は次々と倒れていく。デンスリーは、その錬金術の強さを知りながらも無謀に突進していく。バーレス将軍の話で、「…デンスリーという敵将ですが、リガーンズで一番無能の将です。ですが、武に関しては凄いので、くれぐれもご注意を…」という情報があったが、ラグベルトもまさかこれほどに無能な将なのかと驚いた。とうとう、ラグベルトの前にデンスリーが現れ、ヒースと同じように一騎討ちを仕掛けてきた。だが、ラグベルトの錬金術によってデンスリーは討ち取られた。
一方、リガーンズ本部では…
トーレス将軍の部下とグルーメル王国軍総大将の仮面の将軍と会話をしていた。
「お主、何故出陣せんのだ?」
「…」
「まぁ、良いが。バルコ王国軍が危なくなった時には、ちゃんと援軍に加われよ。」
そう言い残したあと、トーレス将軍の部下は立ち去ろうとした。だが、
「待て。」
と呼び止められ、部下は仮面の将軍の方に振り向いた。
「お前は確か、このリガーンズ軍総大将トーレスの部下だったよな?」
「そうだが。」
「なら、少し教えてくれんか?旧ラグズ王国四天王の居場所と、ラグズ国王の居場所を。」
「貴様、何故それを!?」
「分かんねえのか?」
「貴様、それを知っているという事はどういう運命に会うか分かるだろうな!?」
「どうなるというんだ?」
そう言うと、ドアの両側に立っていた護衛兵の一人がドアの前に立ち、部下を逃げられなくした。そして、もう一人の護衛兵が剣を抜いた。
「さあ、言え!」
「ち、地下牢だ!お願いだ、助けてくれ!」
「よし、斬れ!」
そう言うと、剣を抜いていた護衛兵がすぐさまトーレスの部下を斬った。
「お前たち、そいつを隠せ。今から作戦に移る。」
仮面の将軍とその護衛兵2人がその場を去った。
「敵の総大将ラグベルトの首をとれーっ!」
「オォーッ!」
だが、ラグベルトの錬金術には敵わなかった。ラグベルトがふと腕を振るだけで敵兵は次々と倒れていく。デンスリーは、その錬金術の強さを知りながらも無謀に突進していく。バーレス将軍の話で、「…デンスリーという敵将ですが、リガーンズで一番無能の将です。ですが、武に関しては凄いので、くれぐれもご注意を…」という情報があったが、ラグベルトもまさかこれほどに無能な将なのかと驚いた。とうとう、ラグベルトの前にデンスリーが現れ、ヒースと同じように一騎討ちを仕掛けてきた。だが、ラグベルトの錬金術によってデンスリーは討ち取られた。
一方、リガーンズ本部では…
トーレス将軍の部下とグルーメル王国軍総大将の仮面の将軍と会話をしていた。
「お主、何故出陣せんのだ?」
「…」
「まぁ、良いが。バルコ王国軍が危なくなった時には、ちゃんと援軍に加われよ。」
そう言い残したあと、トーレス将軍の部下は立ち去ろうとした。だが、
「待て。」
と呼び止められ、部下は仮面の将軍の方に振り向いた。
「お前は確か、このリガーンズ軍総大将トーレスの部下だったよな?」
「そうだが。」
「なら、少し教えてくれんか?旧ラグズ王国四天王の居場所と、ラグズ国王の居場所を。」
「貴様、何故それを!?」
「分かんねえのか?」
「貴様、それを知っているという事はどういう運命に会うか分かるだろうな!?」
「どうなるというんだ?」
そう言うと、ドアの両側に立っていた護衛兵の一人がドアの前に立ち、部下を逃げられなくした。そして、もう一人の護衛兵が剣を抜いた。
「さあ、言え!」
「ち、地下牢だ!お願いだ、助けてくれ!」
「よし、斬れ!」
そう言うと、剣を抜いていた護衛兵がすぐさまトーレスの部下を斬った。
「お前たち、そいつを隠せ。今から作戦に移る。」
仮面の将軍とその護衛兵2人がその場を去った。
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