聖戦
第15話 優勢
「バーレス将軍、ギル隊が苦戦しております!」
「ギル将軍に伝令を、"二隊に分け、敵軍を挟む様に"と。」
「はっ!」
「ドラコ隊に伝令を、"守りを固めながら攻め込むように、あと左翼辺りに重騎兵を数人配置し、敵将ダグマの退路を断て"と。」
「はっ!」
一方、リガーンズでは...
「ダグマ将軍!」
「どうした!」
「ガールダス将校、討ち死に!」
「何?!...あのリガーンズで最強の武を持つガールダスが討たれただと?!...誰にやられた?!」
「俺だよ。」
とすぐ後ろから声がした。
「まさか、その声は!」
なんと、その声の正体はドラコ将軍だった。
「ようやく会えたな、ここまで来るのに苦労したぜ。さあ、その首を貰おうか。」
「きっ、貴様ぁーっ!」
カチーン!
ダグマ兵の攻撃を防いだのは、ドラコ軍直下兵"ブルードラゴン"であった。ブルードラゴンとは、その名の通り全身が青色で、兵は四百人で構成されており、その青色の甲冑や兜に龍の模様が刻まれており、その者たちの長槍の突き方から、龍が天に昇って行くような槍使いということからブルードラゴンと呼ばれた。
「ここはお任せを、ドラコ様。」
「それよりも早く、敵将ダグマの首を。」
「うん、では行くぞダグマ!」
「オラァーッ!」
こうして、敵将ダグマとドラコ将軍の一騎討ちが始まった。一方、右翼でも...
「ラグベルト隊、怯むなっ!戦えーっ、押し返せーっ!」
「ハハァッ!」
「バーレス様、ラグベルト将軍の隊は敵の攻撃を受けながらも、善戦しています。」
「いや、攻撃の勢いや仕方は良いが、後方の守備が甘い。」
「確かに、将軍の守備があまりなっていない。バーレス様、どうしますか?」
「将軍の隊にオーガ軍全軍を加えろ。そして、隊の後方と将軍の周りになるべく固めるようオーガ達に伝えろ。」
「はっ!」
「オーガ軍総大将は誰だ!」
「このウードだが?」
「バーレス様の指示でオーガ軍全軍出陣の許可が出された、よって直ちにラグベルト様の隊の援軍として出陣せよ!」
「お前たち、聞いたか!ラグベルト将軍を助けに行くぞーっ!」
「オォーッ!」
「我らオーガの力を見せてやれ!全軍、出陣じゃーっ!」
「オォーッ!」
ラグベルト隊...
「ラグベルト様、後ろからオーガ達の声がっ!」
「ああ、ようやく出てきたな。オーガ四人衆。」
「ギル将軍に伝令を、"二隊に分け、敵軍を挟む様に"と。」
「はっ!」
「ドラコ隊に伝令を、"守りを固めながら攻め込むように、あと左翼辺りに重騎兵を数人配置し、敵将ダグマの退路を断て"と。」
「はっ!」
一方、リガーンズでは...
「ダグマ将軍!」
「どうした!」
「ガールダス将校、討ち死に!」
「何?!...あのリガーンズで最強の武を持つガールダスが討たれただと?!...誰にやられた?!」
「俺だよ。」
とすぐ後ろから声がした。
「まさか、その声は!」
なんと、その声の正体はドラコ将軍だった。
「ようやく会えたな、ここまで来るのに苦労したぜ。さあ、その首を貰おうか。」
「きっ、貴様ぁーっ!」
カチーン!
ダグマ兵の攻撃を防いだのは、ドラコ軍直下兵"ブルードラゴン"であった。ブルードラゴンとは、その名の通り全身が青色で、兵は四百人で構成されており、その青色の甲冑や兜に龍の模様が刻まれており、その者たちの長槍の突き方から、龍が天に昇って行くような槍使いということからブルードラゴンと呼ばれた。
「ここはお任せを、ドラコ様。」
「それよりも早く、敵将ダグマの首を。」
「うん、では行くぞダグマ!」
「オラァーッ!」
こうして、敵将ダグマとドラコ将軍の一騎討ちが始まった。一方、右翼でも...
「ラグベルト隊、怯むなっ!戦えーっ、押し返せーっ!」
「ハハァッ!」
「バーレス様、ラグベルト将軍の隊は敵の攻撃を受けながらも、善戦しています。」
「いや、攻撃の勢いや仕方は良いが、後方の守備が甘い。」
「確かに、将軍の守備があまりなっていない。バーレス様、どうしますか?」
「将軍の隊にオーガ軍全軍を加えろ。そして、隊の後方と将軍の周りになるべく固めるようオーガ達に伝えろ。」
「はっ!」
「オーガ軍総大将は誰だ!」
「このウードだが?」
「バーレス様の指示でオーガ軍全軍出陣の許可が出された、よって直ちにラグベルト様の隊の援軍として出陣せよ!」
「お前たち、聞いたか!ラグベルト将軍を助けに行くぞーっ!」
「オォーッ!」
「我らオーガの力を見せてやれ!全軍、出陣じゃーっ!」
「オォーッ!」
ラグベルト隊...
「ラグベルト様、後ろからオーガ達の声がっ!」
「ああ、ようやく出てきたな。オーガ四人衆。」
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