聖戦

ヤマネコ

第30話 復活

この話で第1章終了です。それではお楽しみ下さい。


オーガ族首領バグロムの復活を知ったラグズ国王は、住民達の避難と諸将達を集結させて、すぐに戦えるように準備を整えた。
そして、オーガ族首領バグロムは邪神の解放と戦闘準備を整えていた。

「バグロム様、まもなく戦闘準備が整います。」

「うむ。おーい、邪神様の解放の準備はまだか?」

「あと、もう少しです。」

「よし、では歩兵部隊、騎馬隊出撃せよ!」

「ははぁーっ!」

一方、ラグズ王国は...

「総員、直ちに戦闘配置につけ!」

「国王、オーガ軍が進撃を開始しました。」

「うむ。第1陣出撃せよ!」

「ヤァーッ!」

ドドドド(馬の走る音)

この頃、ラグベルトは五万の騎馬隊の将として本陣前で待機していた。

「国王は何故我らに出撃を命じぬ。そう思わないか?サイラス将校よ。」

「それは、多分何かの策があっての判断だと私は思います。」

「何かの策、か。」

「警報!第1陣の将、フィンス将軍が討ち死に!」

「なんじゃと!」

「ただ今伝令が届きました。」

「よし、では第2陣、第3陣出撃せよ!」

「ヤァーッ!」

ドドドド

「ほぅ、ラグズ王国の人間共はなかなかやりおるのぉ。解放の準備は?」

「はい、後もう少しでございます。」

「うむ。ではラーモス副将、あそこで敵の将の首を狩って参れ!」

「了解しました!では出陣して参ります。」

「ご武運を祈る。」

この後、次々と悲報が届いた。

「第2陣の将、レムール将軍討ち死に!」

「第3陣の将、ダグラス将軍討ち死に!」

「くっ!ラグベルト将軍、そちらは出陣可能かね?」

「はっ、いつでも出陣出来ます!」

「では、第1陣、第2陣、第3陣の騎馬隊は将を失い、混乱しておる。お主はその援軍としてグレン将校の騎馬隊と一緒に加勢していただきたい。出来るか?」

「もちろんでございます!」

「では、その任務をお主に任せた。」

「はっ!では、ラグベルト隊、グレン隊出陣!」

「オォーッ!」

ドドドド

「おっ、急に強くなりやがったか。ん!あそこにいる小僧、まさかあの憎っくきルシフェルの戦士か、馬鹿な!あいつらはあの時この儂が全滅させたはず!」

ラグベルトはバグロムが驚いている間に、討ちに行った。

「バグロム!覚悟...」

斬りつけようとしたその時、敵将ラーモスが邪魔をした。

「何?!貴様、邪魔だ!」

ラグベルトは邪魔をしたラーモスを斬っただが...

「今です!バグロム様!」

ラーモスが血を吐きながらバグロムに言った。

「何?!」

ラグベルトはラーモスの死体と共にバグロムの大きな戦斧で薙ぎ払った。そして、ラーモスとラグベルトは飛ばされた。

「グハッ!」

ラグベルトは血を吐いた。

「きっ、貴様!」

「ラグベルト!」

後ろからグレンが走ってきた。

「ラグベルト、大丈夫か?」

「ああ。」

「貴様、久しぶりだな。ぐっ!」

バグロムはグレンの話を聞くことなくなぎ払おうとした。だが間一髪、その攻撃を避けきれた。

「見事だ。だが、まだまだだな。」

そう言った時、オーガ兵が駆けつけてきた。

「バグロム様、用意ができました。」

「うむ。全員、撤退!」

オーガ軍は本陣に戻って行った。

「まっ、待てーっ!」

「よせ、深追いはするな!ここは一旦我々も退こう。」

「ああ。総員、撤退!」

一方、オーガ軍は...

「今戻ったぞ!」

「ああ、バグロム様。用意が出来ました。」

「では、開始しろ。」

「了解!」

オーガ兵は岩に向かって呪文を唱え始めた。すると、岩から紫色の光を放って岩が砕けた。そして、岩から出てきた黒い霧が人型になり、声を発した。

「お前達は、まさかオーガ族か?」

「そうでございます。ご復活、おめでとうございます。我があるじ、邪神様。」

こうして、邪神がオーガ族の手により復活した。



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