聖戦

ヤマネコ

第29話 オーガ族首領、復活!

六国同盟を成立してからラグズ王国は祭りを開催していた。だが、バルコ王国から使者が来た。

「何事かね?」

「そっそれが、バルコ王国の地下にあるオーガが封印されている岩がまもなく封印が解けそうなのです。」

「何っ?!」

「しかも、誰かが封印を不完全に解いていたため、もうオーガ達は目が覚めています。」

「よし、今からグレン、ラグベルト二人を連れて行ってくれ。この二人なら封印をしてくれるはずだ。」

「ありがとうございます!では、お二人がたは早くバルコ王国に来て下さい。私は先に向こうでお待ちしています。」

「了解した。グレン、早速出発の用意だ。」

「分かっている!」

「サイラス将校、俺達が居ない間この王国を頼んだぞ!」

「了解!」

「ラグベルト、準備が出来たぞ!」

「国王、では行って参ります。」

「うむ、気をつけて行くのじゃぞ。」

「はい!」

ラグベルト達は王国を出る前にウード達を連れて行く事にした。

「ウード達、また一緒についてきてくれるか?」

「ああ、もちろんだ。」

ラグベルト達はウード達を連れて、バルコ王国に向かった。そして、バルコ王国に着いた。だがバルコ王国は黒い霧に包まれていた。

「お待ち申しておりました...なっ何故貴方がたの後ろにオーガ残党軍がいるのですか?!」

「このオーガ達とは我が国で同盟を結んでいてね、だからオーガ達は俺達に力を貸してくれているのだよ。」

「そっそうですか。では、こちらです。」

ラグベルト達は地下の神殿に行った。

「これが不完全に開封されていた岩です。」

「んー、たしかに不完全に開封されているな。これは流石に難しいかも知れないな。」

グレンは悩み込んだ結果、再封印をする事にした。

「では、やるぞ。」

やろうとしたその時、後ろで音がした。

「なんだ!」

グレン達が音のした方を見ると、そこにはフードを被り、マントを着た男と思わしき人影がこちらを見ていた。

「お前は何者だ。」

グレンがそう尋ねると、人影は逃げていった。

「まっ、待てーっ!」

ラグベルト達はすぐさま人影を追った。だが居なかった。

「ウード達はこの周辺を探してくれ。俺とグレンは地上に上がって探してくる。」

ラグベルト達は地下に上がり、周辺を探し回った。だが誰も居なかった。二人は再び神殿に戻った。

「ウード達は見つけたか?」

「いいや。」

「まぁ、あんな奴は...みんな、地上に上がれ!」

「何故?」

「とにかく地上に上がれ!」

ラグベルト達は地上に上がった。その時、地響きが鳴り響き、その地響きは次第に強くなり地面が割れた。そして、地面から唸り声が聞こえた。

「つっついに、封印が解けやがった!」

「何?!」

そして、地面から吹き出る煙がそれぞれ人の形になり、その煙が実体化した。その中から低い声が聞こえた。

「ふぅー、やっとこの岩から出てこれたわい。ん?そこにいるのはオーガ四人衆か?久しぶりじゃのう。」

「くっクソ!あいつの威厳が強すぎて抗えない。」

「だっ誰だお前!」

ラグベルトは恐る恐る聞いた。

「儂は邪神様に使えし者、そして邪神様と共にこの大陸の憎っくき人間を殲滅する者である!」

「だからお前は...」

「ラグベルト、あいつはオーガ族の首領のバグロムだ。」

「オーガ族の首領?!」

「ってか、お前はあの憎っくき人間か?」

「おい、ラグベルト、オーガ達逃げるぞ!」

「おう!」

「はっはっはー、やっぱり儂を恐れて逃げ出したか、流石は人間。おーいお前ら、まずはこの王国の人間共を一掃するぞー!」

「ははぁーっ!」

ラグベルト達は急いでラグズ王国に戻り、国王にオーガ族首領バグロムと精鋭兵、近衛兵の復活を伝えた。

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