聖戦

ヤマネコ

第26話 探索

ラグベルト達は任務を終えて、次はラグズ王国周辺にある岩山や洞窟を探し回った。

「この岩山は結構登りがきついから落ちないよう気をつけろ。」

「そんなこと、言われなくたって分かっている。」

そして、岩山の頂上に着いた。そこには、集落と思わしき建物があった。

「これは、ガロム達が作ったものなのか?」

「そうだ。あっあそこにガロムとマラクスが居るぞ!おーい!」

ウードはガロムとマラクスを呼んだ。

「おお、ウード元気だったか?」

「ああ。それにしてもお前達はいつでも元気だな。」

「ん?何であそこに人間が居るんだ?」

「ああ、あれは俺達の新しい主となる者だ。」

「あぁ?どういう事だそりゃ。」

「つまり、我があるじとなる者だ。」

「何言ってんだお前、俺らが居ない間に何か頭を打ったんじゃないのか?」

「頭など打ってはいない。俺は正気で言っているのだ。しかも、お前達は親人類派だったではないか。」

「あ?俺達は今でも親人類派だが。」

「え?」

三人はしばらく言い争いを続けた結果、ウードの巧みな説得によって、同盟を結ぶこととなった。

「お前、名は?」

ガロムは尋ねてきた。

「ラグベルトだ。」

「ガッハッハ、こいつがルシフェルの戦士だって?笑わせるな。」

「それは本当だ。」

「あ?」

「ラグベルト、こいつらに印を見せてやれ。」

ラグベルトはガロム達に印を見せた。

「そんなバカな、ルシフェルの戦士達は数百年前に絶滅したはず。何故この時代に存在している?」

「それは...」

ラグベルトは、しばらく自分の末裔の話をガロム達に聞かせた。

「そういう事だったか、可哀想に。反人類派のオーガ共に絶滅させられたのだな。」

「よし!我らはお前達と同盟を結ぼう。」

「では、その前にヴェルタークを探そう。同盟を結ぶのはその後だ。」

こうして、新たな仲間が増えた。

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