聖戦

ヤマネコ

第17話 無残

ラグベルトの二十万の大軍とサイラス将校の部隊を合わせて計四十万の大軍を率いて東方のバルコ王国に向かっていた。そして約二時間、東方のバルコ王国に到着した。だがそこで驚くべき光景を見た。

「なっ、なんだこれは!兵士達の死体がいっぱいではないか?」

「将軍、ここにあまり留まらない方が...。」

「そうだな、とにかく王都に向かおう。」

一行は王都に着いた。すると、襲われた街から避難して来たと思わしき人々が大勢居た。

「ここに居るのは皆、被害を受けた街から避難して来た住民達でしょうかね。」

「そうだな。まさかこんなにオーガ残党軍による攻撃が激化しているとはな。」

そこで二人に義勇兵と思わしき少年が話しかけてきた。

「あの、もしかしてラグズ王国の方達ですか?」

「そうだが。」

「レオン将軍がお呼びです。」

「将軍はどこに居る?」

「私が道案内しましょう。こっちです。」

義勇兵に王城の大門の前に案内された。

「あちらがレオン将軍です。では私はこれで。」

「レオン将軍、私に何か御用がお有りか?」

ラグベルトは尋ねた。

「そちは、ラグズ王国のラグベルト将軍か?」

「そうだが。」

「援軍に来てくれて感謝する。早速だが、王にあってほしい。」

ラグベルトとサイラス将校はレオン将軍に玉座の間に案内された。

「そちがラグズ王国の援軍を指揮する将軍か?」

「我はラグベルト、四十万の兵を率いている者です。」

「我は副将、サイラスでございます。」

「我は第11代バルコ王だ。済まぬがお主達には帰って頂きたい。」

「え、では何故我が国に援軍要請したのですか?」

「あれは我が要請したのではない。レオン将軍だ。しかも他の国に手を借りる程我が国は落ちぶれていない。だから帰ってくれ。」

「分かりました。ではおっしゃる通り、我々は帰還致します。」

結局、ラグベルト達はバルコ王国の王都に通じる洞窟の近くまで戻った。だがその時、洞窟の中から人々の叫び声が鳴り響いていた。

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