聖戦

ヤマネコ

第7話 過去

二人は洞窟を抜け出し、バルコ王国の東にある廃村を目指した。そして、魔獣に遭遇することも無く、廃村につくのだった。

「おいグレン、この村は酷い荒れ具合だな。まるで何かに襲撃されたみたいだ。」

「ここは過去にルシフェルの里だった所なんだ。だが、オーガ族の残党によってこの里と民は壊滅してしまった。」

「信じられん、里がこんな無残な姿になっているとは。昔は、よっぽど美しかっただろうに。」

「私も信じられなかったさ、あんなに美しかった我が里がこんな姿になっていたのだからな。」

「今でもそのオーガ族の残党は存在しているのか?」

「あぁ。奴らは今でも生きている、そして邪神の封印を解こうと企んでいる。」

「よし!俺はオーガ族と戦う、そして我が一族の無念を晴らす!その為には貴方の協力が必要だ。共に戦ってくれるか?」

「勿論だ!だが、今の私にはあの時の様な、錬金術で戦う力など残っていない。神の加護が無ければ。」

「諦めるな!それでも我が一族の戦士か?
錬金術など使えなくたっていい、武器を手に取り戦えばいいじゃないか。」

ラグベルトは怒った。

「だがどの道、錬金術が無ければ再び邪神を封印出来ない。それにオーガ族にはそれぞれ種類が違う。武器を使うオーガ族や、魔法を使うオーガ族などが沢山いるんだぞ!錬金術が無ければ奴らに対抗できない。」

「あっ、ラグベルト将軍!こんな所におりましたか。」

「なんだ?サイラス将校。」

「王国より伝達が参りまして、驚くべき情報が、とにかく本陣にお戻り下さい。後でご報告いたします。」

ラグベルト達は急いで本陣に引き返した。

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