聖戦第二幕/神将の復活
第12話 決戦の地、ウォービー平原
バーレス達は一旦プルツェンまで退がり、兵を補充していた。だがこの時、バーレスにある報告を受ける。
「斥候から報告!ルシガン、グルーメル、キグロス、バルコの連合軍がダープラン城を通り、ウォービー平原まで向かって来ているそうです!」
「こちらも補充は終わった、いつでも出られるぞ。」
「ではラグベルト将軍、行きましょう。決戦の地、ウォービー平原へ!」
その後、ラグベルト達はウォービー平原へ向かい、先に到着していた四ヵ国の連合軍と相対した。右翼は、ゼリク軍とグレン軍対グルーメル王国将軍ドラーク軍。左翼は、ラグベルト軍対キグロス王国将軍ドリュー軍。そして中央軍は、バーレス軍対バルコ王国将軍ジルベルタ軍とルシガン聖王国将軍シュライデン軍で布陣した。
「ラグベルト様、バーレス将軍より出陣の合図が出ました!」
「よし、行くぞ!」
初陣はラグベルト軍に任された。ラグベルト軍は、キグロスの将軍ドリュー軍と激突し、大戦の火蓋は切って落とされた。だが、
「ドリュー様、敵軍が攻撃を開始しました。」
「...よし、潮時だ...ナイル守備兵隊へ伝令、"準備"をしろとな。」
「ハッ!」
「ラグベルト様、あれを!」
兵が指を指した。ラグベルトは、兵の指を指す方向に目を向けた。すると、大盾を持った歩兵達が前方に立ちはだかった。
「小癪な真似を!」
ラグベルトは、歩兵達を大矛で薙ぎ払ったが、歩兵達はびくともせず盾を構え続けた。ラグベルト達は攻撃をし続けるが倒れない。だが、敵陣の奥から声が聴こえた。
「ハハァッ!お前らの様な弱い攻撃に、キグロスで"守り"の最高を誇るこのナイル守備兵隊を破れる訳がなかろうが!阿呆共め!」
ラグベルトは、その声の発生場所を元に、この守備兵隊の指揮官がいるところが分かり、その方向へ渾身の錬金術を放った。すると、見事その方向にいたナイルの身体を貫き、虚しく倒れた。指揮官がいなくなった守備兵隊は崩壊し、ラグベルト軍はそれを機にすぐに突撃を開始し、第一戦線を突破した。
「斥候から報告!ルシガン、グルーメル、キグロス、バルコの連合軍がダープラン城を通り、ウォービー平原まで向かって来ているそうです!」
「こちらも補充は終わった、いつでも出られるぞ。」
「ではラグベルト将軍、行きましょう。決戦の地、ウォービー平原へ!」
その後、ラグベルト達はウォービー平原へ向かい、先に到着していた四ヵ国の連合軍と相対した。右翼は、ゼリク軍とグレン軍対グルーメル王国将軍ドラーク軍。左翼は、ラグベルト軍対キグロス王国将軍ドリュー軍。そして中央軍は、バーレス軍対バルコ王国将軍ジルベルタ軍とルシガン聖王国将軍シュライデン軍で布陣した。
「ラグベルト様、バーレス将軍より出陣の合図が出ました!」
「よし、行くぞ!」
初陣はラグベルト軍に任された。ラグベルト軍は、キグロスの将軍ドリュー軍と激突し、大戦の火蓋は切って落とされた。だが、
「ドリュー様、敵軍が攻撃を開始しました。」
「...よし、潮時だ...ナイル守備兵隊へ伝令、"準備"をしろとな。」
「ハッ!」
「ラグベルト様、あれを!」
兵が指を指した。ラグベルトは、兵の指を指す方向に目を向けた。すると、大盾を持った歩兵達が前方に立ちはだかった。
「小癪な真似を!」
ラグベルトは、歩兵達を大矛で薙ぎ払ったが、歩兵達はびくともせず盾を構え続けた。ラグベルト達は攻撃をし続けるが倒れない。だが、敵陣の奥から声が聴こえた。
「ハハァッ!お前らの様な弱い攻撃に、キグロスで"守り"の最高を誇るこのナイル守備兵隊を破れる訳がなかろうが!阿呆共め!」
ラグベルトは、その声の発生場所を元に、この守備兵隊の指揮官がいるところが分かり、その方向へ渾身の錬金術を放った。すると、見事その方向にいたナイルの身体を貫き、虚しく倒れた。指揮官がいなくなった守備兵隊は崩壊し、ラグベルト軍はそれを機にすぐに突撃を開始し、第一戦線を突破した。
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